Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ネガティブ・アクション、映画篇

2017-08-05 00:10:00 | コラム
現役を退く。
職を辞す。

なにかを辞めるにしても、そりゃあもうさまざまで。

網タイツ稲田さんやキャンギャル蓮舫さんのケースも、印象に残るといえばそうかもしれないが。

自分なんかは、やっぱり、月並みではあるものの・・・

千代の富士の「体力と精神の限界」、

宮崎爺の愛嬌ある「今度こそほんとうに辞める」、

(ちょっと異色だが)筒井康隆の「断筆宣言」の3つが、とくに忘れられない。

3人とも、きっちり? 惜しまれての退場だったわけだから。


バイトにしたって、そうだよ。

出来れば惜しまれて辞めたい、

「寂しくなる」「明日から大変」とかいわれながら。。。


そこできょうは、映画のなかの「広義の意味における退職・解雇・落選」の10傑を展開してみたい。

今までいろんな映画の10傑を企画してきたけど、この主題は、ほかのひとがやってない・・・かな?


ネガティブな展開になりがちなのは、主題が主題なので、それはしょうがないことなのだろう。


(1)『トラフィック』(2000…トップ画像)

「麻薬撲滅」を担当する大統領補佐官の娘が、ドラッグに溺れる。

その現実を前に、彼が取った行動とは。

(2)『ボディ・ダブル』(84)

B級専門の俳優が、作品から降板させられ、おまけに妻に浮気され・・・。




(3)『フィラデルフィア』(93)

HIVというより、ゲイであることを理由に解雇された弁護士、その闘争の記録。

(4)『桐島、部活やめるってよ』(2012)

桐島そのものは登場しないし、やめると明言したわけでもないが。




(5)『ニクソン』(95)

世界で最も有名な辞任会見。

(6)『デーヴ』(93)

替え玉大統領の決着のつけかたとしては、たぶん最良のものだろう。

(7)『トレインスポッティング』(96)

こんな調子で面接を受けちゃうスパッド、君は最高だ。



(8)『キル・ビル Vol.1』(2003)

ヤクザな世界から足を洗い、自分だけ幸福になんかさせないよ。

(9)『ダーティハリー』(71)

刑事のバッジを海に投げ捨てる。



(10)『RONIN』(98)

「口だけ」ショーン・ビーンのハッタリはいとも容易く見破られ、本物のプロから除名処分を受ける。

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明日のコラムは・・・

『俳優別10傑 海外「は行」女優篇(3)』
コメント (1)
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