Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

あなたを・もっと・知りたくて

2016-03-08 10:20:06 | コラム
※映画から始めて、最終的には日常のアレヤコレヤに落ち着いていく、、、という展開のコラムです。


角川映画40周年を記念する、『セーラー服と機関銃 ―卒業―』を鑑賞した。

主演は「美少女」を強調し過ぎて、実際にまあまあ可愛いのに反発を抱かれてしまっている、アイドルの橋本環奈。

演技はともかくとして、フレッシュさがあり、しかも様々なことに物怖じせず挑戦しているものだから、少しだけ感心したし、最後まで楽しむことも出来た。

81年版のリメイクだと勘違いしていたが、これは続編。
主人公・星泉の娘とかいう設定ではなく、あのエピソードの「ちょっと先」を描いている。

オリジナルの主演は、もちろん薬師丸ひろ子。



あの映画にも「べつに」思い入れはないが、長澤まさみの冗談のようなバージョンよりは、



「きっちり映画」していて、それに監督が変人の相米慎二だからね、こだわりの長まわしなど(技術的にも)見るべきところの多い作品だった。


とはいえ。
自分にとって薬師丸ひろ子とは、女優ではなく歌手という認識で。

はっきりいえば、歌だって上手じゃないけれど。
けれども、作詞・作曲者に恵まれたといったらいいのか、印象的な曲が多かったように思うのだ。

なかでも印象に残るのが、作詞・松本隆、作曲・筒美京平のゴールデンコンビによる『あなたを・もっと・知りたくて』。




あんまりカラオケ行かないけど、行ったとして、しかも気に入りの女子が居たとしたら、頼み込んで歌ってもらうほど好き笑

♪ ベルが鳴る あなたの部屋で 8つまで数えて切った ♪





さて。
ケータイが当たり前の時代になって、家の電話の価値もだいぶ下がった。

昔は電話の権利は7万円ちかくしたはずだが、いまはいくらにもならないんだよね。
税金滞納で最も「差し押さえ」の対象になり易かったのに、役所も「その代わり」になるものがなく、困っているのだとか?

ケータイ文化が浸透し、こんな場面に遭遇することが多くなった。

「ちょっと待って、いま○○に代わるから」


そう提案するものは、それが自然な流れであるかのように発するが・・・

これ、すごくイヤ。

代わるほうもイヤだし、それを受けるほうもイヤ。

「代わって、代わって」とお願いしたのなら分かるよ、でもいきなりケータイ渡されてもね。
受けるほうにしたって、なんらかの事情があって、その場に居ないわけでしょう。

とっとと電話切って、その場を「電話かける前の状態」に戻してくれって、いっつも思う。

「いっつも」と記したように、この場面に遭遇する確率がけっこう高い。
その度にイヤだと思うが、断ると角が立つし・・・だから仕方なく、電話を代わる。

で、代わったところで、「やっぱり」なにも生まれないのである。


なんだろうね、この感覚。

それをいちいち嫌がる自分のほうが、小さい男なのだろうか。

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明日のコラムは・・・

『自称ミーハー』
コメント (1)
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