マックンのメモ日記

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日本列島全体が地震活動期に!富士山の噴火もあり得る!

2012-01-31 22:35:10 | 自然・環境問題・古生物
昨年3月11日の東日本大震災後に静まるかと思われた地震が最近になって頻繁に発生していることに加え、「近く大地震が起きる」という各種機関の予測が報道されており、一部では「富士山の噴火」が迫っているという懸念まで出てきています。 28日午前7時43分には富士山から約30キロメートル(富士山が噴火するときは直下地震が起き、こんなに離れる事はない)、東京から約100キロメートル離れた山梨県東部地域でマグニチュード5.5、震度5弱の地震が発生した。東京は震度3を記録した。29日夕方までに同じところで18回の余震が続いたのです。同じ期間に岩手県や大分県など東北地方と九州地方でも震度3の地震が相次いだこともありも国民は地震に敏感になってきています。

ところが、富士山では3.11の4日後の3月15日に山麓直下でM6,4の地震があり、研究者達は富士山が噴火するかもしれないと緊張が走ったそうです。と言うのは、この地震はそれまで地震の少なかった場所であり、しかも深さ5メートル~30メートル付近にあるとされるマグマの塊の真上で起きたからです。もし富士山が噴火したとすればどうなるか。それは1707年(宝永4年)の宝永噴火をモデルに政府の富士山火山防災協議会がまとめており、それによると、被害は周辺の富士宮市や静岡市などを中心に、約1万3600人が暮らす地域に噴石が襲い、死傷者が出るとあります。そして火山灰を吸って健康被害を受ける人は約1250万人、都心にも1cm近い火山灰が積もり、大規模な停電が発生し、経済的損失は合計約2兆5000億円にも上ると言います。しかし3,15からすでに10ヶ月が過ぎた現在、余震も終息傾向にあり、気象庁地震火山部火山課は「活動自体は平常に戻った」としています。

しかしそれとは違う見方をする学者もいて、「表面的には噴火の兆候は見えなくなったが、地下は活動期に入ったとみているのです。それを裏付けるかのように、気になる現象も捉えられています。それは3,15から続いていた余震は一般的な地震と同じ周期5~20ヘルツの高周波地震だったのですが、今年1月20日頃から急速に減少していると言う事です。一方マグマ活動が関連しているとされる周期1ヘルツ~2ヘルツの深部低周波地震が23日未明に立て続けに10回以上も発生したのです。

とは言っても、地震と違って火山の噴火はいきなり襲ってくることは少ないと言います。「火山の場合は、噴火の前兆があることが多いからです。例えば、身体に感じる地震が頻発するなどのさまざまな現象が起こるからです。マグマの上昇が始まると、岩盤が破られるときなどに衝撃が発生し、大小の地震が群発するからです。こうした富士山の活動は一般の人でもリアルタイムに知ることができるそうで、防災科学技術研究所がネットで公開しているそうです。それと「震源分布図」も公開しています。これを見ると、「富士山の平面図、東西断面図、南北断面図があり、地震がどの場所で、どのくらいの深さで発生したのかが分かるそうです。

気象庁火山課は「富士山は安心して良いとはとても言えない状態だ」と言います。国土地理院は3,11以前、すでに山林が膨張したと言うのです。それにマグマ蓄積の可能性のある動きも捉えているとも言い、富士山は少し気持ちの悪い状況にある」として注視を続けるそうです。それに富士山はまだ若く活火山であり死火山ではないのです。現役の活火山ですから噴火があってもおかしくないのです。富士山が最後に噴火したのは1707年で、それから300年以上が経っています。東日本大震災によって活発となったプレートの動きが、富士山の火山活動に影響を及ぼしている可能性が高いとする専門家もいます。注意にこしたことはありません。しかし、東京大学名誉教授荒巻氏は「噴火の可能性は十分ある。ただ、火山は噴火する1年ぐらい前から動き出すので、今すぐに噴火するとは考えにくい」と話しております。今後の万が一の準備だけはしておいたほうが賢明かもしれません。