前々回の夢の扉では、農作業をしている人を少しでもアシストしたい。そしていつまでも長く働けるようにしたいと願った八木教授の気持ちが、パワーアシストという機械の開発に繋がったと言う話でした。もうすでに皆さんがいろいろ書いておられるので今さらと思いましたが、せっかくメモっておいたので書くことにしました。
和歌山大の八木教授のテーマはパワーアシストロボット,自動二輪車の運動安定性と運転行動の研究で、今回はパワーアシストロボットが紹介されていました。内容は近未来の日常生活や作業現場にロボットがどのように関わってくるかを常に探求しつつ,ロボットが人間とともに暮らすのに必要な知能の研究から更に心の研究を行うことにより,人間など生命体の理解につながり,また今後の少子高齢化社会において人間を支援するロボットなどの実現に貢献する。まず,変化する環境下でもロボットが自律的に人間の複雑な作業を支援することができるようになるための研究を進めているのが今回のパワーアシストです。このため,現在は農業用について今後,工場用から介護に使えるパワーアシストロボットの研究を行うそうです。さらに自動二輪車の運動安定性と運転行動の研究も行っています。二輪車がより安全な乗り物になることを目指しているということです。
和歌山大学のパワーアシストスーツは、農水省から委託あり、国家プロジェクトとして行われています。装着者の関節角度や靴底にかかる力など力学的計測データを用いることにより、作業姿勢が変化しても、常に装着者の関節にかかっているトルク(回転力)を正確に算出できるそうです。また筋肉を動かそうとした時に脳から神経を通じて筋肉に流れる微弱な筋電位信号を皮膚表面に貼ったセンサ信号を用いずに、装着者の意図通りに、体を動かすのに必要なトルクを算出できるので、装着が容易で煩わしさがありません。この算出トルクを用いることにより、各関節に必要なアシストトルクを正確に制御できる動作支援型の装着ロボットです。このようにして農業用として収穫時の身体的負担を軽減するためのパワーアシストスーツを開発したのです。バネ式などのパッシブ方式を除いて、アクティブ方式では和歌山大学の電動式が最も軽量です。
装着者が重量物を持ち上げおよび運搬作業を行う際に、持ち上げ対象物の重量の 1/2 から 2/3 をアシストできます。例えば、30kg の米袋の持ち上げ動作を行ったとしても半分から三分の二以上も負担を軽減出来るので、高齢化の激しい農家の人たちにとって(四分の三は60歳以上の人)大変負担が軽くなり喜ばれています。ぶどうの収穫なども、両腕を上げたまま収穫作業をするので方が痛く辛い作業なのですが、このパワーアシストを使うことで、負担を三分の一に減らせたそうです。また今までのスーツだと5キロのバーベルを持ち上げると、2,07が限界でしたが、新たなスーツをつければそれ以上持ち上げることができます。
今までは産業用のロボットを研究し、効率を求めてばかりいましたが、これからは人間と共存できるロボットを作りたいと新たなロボット作りを始めたのです。そのきっかけとなったのがある農家からのSOSがきたからです。しかし最初は戸惑ったそうです。そうですよね。今までは産業用のロボットで効率ばかりを求めていたから、農家の役に立つロボットということは考えたこともなかったからです。その人が言うに農家の人は30キロもある米袋を持ち上げたりするのですが、60歳を過ぎると重たくてやめる人が増えてくると聞き、八木は人間と共存できるロボットはこれだと確信したと言います。
そして最初に作ったロボットが40キロもあるアシストロボットだったのです。しかしこれでは重過ぎてとてもこれを装着して作業できる代物ではなかったのです。と言うのは一つのロボットで何もかもやってしまおうという発想がいろいろな機能を詰め込み過ぎたため自然と重たいロボットになってしまったのです。そこで役割分担を決め、それぞれの作業に適したロボットを作ろうと発想を転換したのです。農家の方の希望は10キログラムと言うものでした。そして2号機は26キロになり、最終的に9,6キロと農家の人の希望に適うロボットを完成させたのです。
今までのロボットは、今回の原発事故を見てもわかるとおり、今までのロボットは事故に対処できるロボットはなく、外国製のロボットが原発事故のアシストをし、ロボット大国と言われたわりに、少しも役に立たず、国民の失望をかったのです。やっと日本のロボットもこれを機会にこうした事故にも対応できるようなロボットを目指す動きができてきており、あのアシモも原発事故に対応できるようになってきたと言います。これが本来の人間と共存できるロボットであり、単にアニメのロボットを真似たものや産業用ロボットとは違うということに気がついたのではないでしょうか?
和歌山大の八木教授のテーマはパワーアシストロボット,自動二輪車の運動安定性と運転行動の研究で、今回はパワーアシストロボットが紹介されていました。内容は近未来の日常生活や作業現場にロボットがどのように関わってくるかを常に探求しつつ,ロボットが人間とともに暮らすのに必要な知能の研究から更に心の研究を行うことにより,人間など生命体の理解につながり,また今後の少子高齢化社会において人間を支援するロボットなどの実現に貢献する。まず,変化する環境下でもロボットが自律的に人間の複雑な作業を支援することができるようになるための研究を進めているのが今回のパワーアシストです。このため,現在は農業用について今後,工場用から介護に使えるパワーアシストロボットの研究を行うそうです。さらに自動二輪車の運動安定性と運転行動の研究も行っています。二輪車がより安全な乗り物になることを目指しているということです。
和歌山大学のパワーアシストスーツは、農水省から委託あり、国家プロジェクトとして行われています。装着者の関節角度や靴底にかかる力など力学的計測データを用いることにより、作業姿勢が変化しても、常に装着者の関節にかかっているトルク(回転力)を正確に算出できるそうです。また筋肉を動かそうとした時に脳から神経を通じて筋肉に流れる微弱な筋電位信号を皮膚表面に貼ったセンサ信号を用いずに、装着者の意図通りに、体を動かすのに必要なトルクを算出できるので、装着が容易で煩わしさがありません。この算出トルクを用いることにより、各関節に必要なアシストトルクを正確に制御できる動作支援型の装着ロボットです。このようにして農業用として収穫時の身体的負担を軽減するためのパワーアシストスーツを開発したのです。バネ式などのパッシブ方式を除いて、アクティブ方式では和歌山大学の電動式が最も軽量です。
装着者が重量物を持ち上げおよび運搬作業を行う際に、持ち上げ対象物の重量の 1/2 から 2/3 をアシストできます。例えば、30kg の米袋の持ち上げ動作を行ったとしても半分から三分の二以上も負担を軽減出来るので、高齢化の激しい農家の人たちにとって(四分の三は60歳以上の人)大変負担が軽くなり喜ばれています。ぶどうの収穫なども、両腕を上げたまま収穫作業をするので方が痛く辛い作業なのですが、このパワーアシストを使うことで、負担を三分の一に減らせたそうです。また今までのスーツだと5キロのバーベルを持ち上げると、2,07が限界でしたが、新たなスーツをつければそれ以上持ち上げることができます。
今までは産業用のロボットを研究し、効率を求めてばかりいましたが、これからは人間と共存できるロボットを作りたいと新たなロボット作りを始めたのです。そのきっかけとなったのがある農家からのSOSがきたからです。しかし最初は戸惑ったそうです。そうですよね。今までは産業用のロボットで効率ばかりを求めていたから、農家の役に立つロボットということは考えたこともなかったからです。その人が言うに農家の人は30キロもある米袋を持ち上げたりするのですが、60歳を過ぎると重たくてやめる人が増えてくると聞き、八木は人間と共存できるロボットはこれだと確信したと言います。
そして最初に作ったロボットが40キロもあるアシストロボットだったのです。しかしこれでは重過ぎてとてもこれを装着して作業できる代物ではなかったのです。と言うのは一つのロボットで何もかもやってしまおうという発想がいろいろな機能を詰め込み過ぎたため自然と重たいロボットになってしまったのです。そこで役割分担を決め、それぞれの作業に適したロボットを作ろうと発想を転換したのです。農家の方の希望は10キログラムと言うものでした。そして2号機は26キロになり、最終的に9,6キロと農家の人の希望に適うロボットを完成させたのです。
今までのロボットは、今回の原発事故を見てもわかるとおり、今までのロボットは事故に対処できるロボットはなく、外国製のロボットが原発事故のアシストをし、ロボット大国と言われたわりに、少しも役に立たず、国民の失望をかったのです。やっと日本のロボットもこれを機会にこうした事故にも対応できるようなロボットを目指す動きができてきており、あのアシモも原発事故に対応できるようになってきたと言います。これが本来の人間と共存できるロボットであり、単にアニメのロボットを真似たものや産業用ロボットとは違うということに気がついたのではないでしょうか?