マックンのメモ日記

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花粉症とアレルギー性鼻炎の違い!

2012-01-08 20:59:48 | 健康・医療・スポーツ
花粉症の方は多いと思いますが、2011年度の文部科学省の調査によると、全国の小学生のうち、アレルギー性鼻炎などの鼻の病気を持つ人の割合は12,5%だそうです。喘息は4,34%と過去最高だったそうです。日本アレルギー協会による調査によると、「全国平均では15,6%で、地域別の有病率では東北13.7%、北関東21.0%、南関東23.6%、東海28.7%、北陸17.4%、甲信越19.1%、近畿17.4%、四国16.9%、中国16.4%、九州12.8%で北海道、沖縄はごく少ない有病率とありました。ある最近の調査によるとスギ花粉症の有病率は全国で20%を超えると報告されています。少なくともスギ花粉症はアレルギー性鼻炎全体と共に増加していることは明白であり、注意が必要です」と言っています。こうして見ると、ちょっと思っていた数字より案外少ないのですね。もう少し花粉症やアレルギー性鼻炎の人は多いと思っていたものでしたから。

花粉症とはI型アレルギーに分類される疾患の一つだそうで、植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群のことだそうです。枯草熱(こそうねつ)とも言われるそうですが、そういう言い方は知りませんでした。日本の場合はスギ花粉が抗原となる場合が多いのですが、アレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)はくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどはの症状であり、花粉の飛散期に一致して症状がおこるため、季節性アレルギー性鼻炎に分類され、スギ花粉はその代表的なものです。

目の痒みや流涙などはアレルギー性結膜炎の症状であり、鼻炎同様に季節性アレルギー性結膜炎に分類され、広義には花粉によるアレルギー症状全てを指すこともありますが、一般的には上記のように鼻および目症状を主訴とするものを指すそうです。また、狭義には鼻症状のみを指し、目症状は結膜花粉症(または花粉性結膜炎)、皮膚症状は花粉症皮膚炎または花粉皮膚炎)、喘息の症状は花粉喘息、喉の不快感などの症状はアレルギー性咽喉頭炎などと別に呼ぶことがあるそうです。

花粉症とアレルギー性鼻炎とが同じと思っている人も多くいますが、花粉症の場合、花粉症のアレルギー物質は、スギ花粉などの花粉になります。時期的にも花粉の飛散する時期に発症することが多く、季節によって症状がでることが大きな特徴になります。症状も目のかゆみや充血、鼻水、くしゃみ、鼻のかゆみ、のどのかゆみ、せきや喘息などの症状が起ってきます。風邪に比べると熱が出るということはまれですが、微熱が出たりすることもあり、風邪と間違われたりします。しかし、その微熱が風邪よりも長期にわたって続くところに、このアレルギー性鼻炎との違いがあります。

アレルギー性鼻炎は、アレルギーとなる原因の物質がダニやホコリであることから季節はあまり関係ありません。花粉症なのかアレルギー性鼻炎なのかで、対処方法もかわってきます。花粉症であれば、花粉を避ける、体内に侵入させないということが重要ですが、アレルギー性鼻炎の場合はそのアレルギーの原因となっている物質を取り除くことで症状が軽減したり取り除くことも可能になってきます。いずれにしても、自分で勝手な判断をして対処をすることは症状の悪化につながってしまう可能性があります。一度、医療機関で適切な診断を受けることも大切なことです。

蛇足ですが、1990年代より乳酸菌の免疫への関与とくにアレルギーに関する作用についての研究が始まりました。欧州で研究成果が初めて発表されて以降、乳酸菌が花粉症や通年性アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの症状を緩和する働きがあることがわかってきました。また症状の緩和と言う点について、花粉症やアレルギ性鼻炎の人は、春でなく冬の間に治療を始めておくと春になったとき症状が酷くならないと言います。何でも早めに準備ですね。次回は手軽な症状緩和方法について書きます。