季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

熊野参詣道③

2007-05-25 07:41:29 | インポート
中辺路の箸折峠は、花山上皇が茅を折った箸で食事をしたことから、その名が付けられたとされる峠で、幼い頃の花山上皇の姿を表したといおう石像「牛馬童子像」が峠脇の広場に立てられている。
峠を下ると日置川の流れる近露の集落に出る。
この川は、「近露(ちかつゆ)の水は現世の不浄を払う」と人々が身を清めた川で、川の近くには近露王子がある。


4月より咲いていた花「大むらさきつつじ」
開花時期は、 4/20頃~ 5/15頃。 ・躑躅のなかで花が一番大きい。 ふつう「つつじ」と言えばこの種類を指す。 赤紫色の大輪の花を咲かせるところから 「大紫」となった。 単に「大紫」と呼ぶこともある。 厳密には「平戸躑躅(ひらどつつじ)」の一品種。 ・躑躅は万葉集の時代から親しまれており、 花が連なって咲くことから「つづき」、 また花が筒状であることから「つつ」などと 呼ばれていて、次第に「つつじ」になったらしい。 ・道路の歩道脇によく植えられる。 ・種類も色もいろいろある。 現在300種を超える園芸品種がある。(季節の花300より )

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熊野参詣道②

2007-05-24 09:08:37 | インポート
「伊勢路」は、伊勢神宮から南へ下り、熊野灘 に沿って新宮市にある熊野速玉大社に向う道で、江戸や東国からの、いわつる「蟻の熊野詣」とたとえられ、大勢の庶民たちが通った。
「伊勢路」の道筋の中で古道の情緒を色濃く残すのは、三重県海山町の「馬越街道」と尾鷲市の「八鬼山道」である。
中辺路町の滝尾には、かって滝尾王子があった。「王子」とは熊野権現の末社のことで、「熊野参詣道」には、「九十九王子社」と呼ばれる数多くの王子があった。
参詣の者は王子ごとに禊払(みそぎはら)いをして、道を辿って行ったという。


4月に咲いていた花「蓮華躑躅」
開花時期は、 4/20頃~ 5/15頃。 ・毒があり牛馬が食べないため、 放牧地では大群落となっていることがある。 蓮華畑のように、赤い花が高原いっぱいに 広がるところから「蓮華躑躅」になった、 といわれる。 ・赤とオレンジ色のものがある。 ・葉にしわしわが多く、少し外側に反り返って いるのが特徴。 (季節の花300より)

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熊野参詣道

2007-05-23 06:47:17 | インポート
「苦しみが多いほど救われる・・・」。幾つもの峰々が連なる紀州山地の険しい大山塊を通り、庶民から上皇に至るまで、大勢の人達が熊野三山を目指して通った「熊野詣」の道。
熊野に詣でるには、紀州半島の東側を通る「伊勢路」と西側を通る「紀伊路」があり、「紀伊路」は田辺で「中辺路(なかへじ)」に連絡していた。


4月に咲いていた花「えびね」
開花時期は、 4/20頃~ 5/15頃。 (東京近辺での開花時期) ・日本原産。 ・名の由来は、地下に連なっている茎と、 そこから生えている根の様子が、 まるでエビの頭を指でつまんで持ち上げた ように見えるところから。 1600年代の書物にはすでに海老根の名が 出ているほど、昔からよく知られた花です。 ・黄色の「黄海老根」(きえびね)もある。 また、エビネの仲間はほとんどが春に咲く のに対して、真夏に咲く「夏海老根」という 種類もある。 (季節の花300より)

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東海道・鈴鹿峠越え⑦

2007-05-22 08:58:19 | インポート

標高378mの鈴鹿峠の頂上を越えると、かっての近江の国に入る。近江側の山道は、一変して緩やかな坂道となる。
途中には、四国の金毘羅山宮参りの人が立てたという「万人講常夜燈」があり、旅人の安全を見守っている。
峠を下ると、近江最初の宿場・土田宿で、本陣を始めとする江戸時代からの旧家や、見事な松並木が残っている。
最寄の駅、JR関西本線・関駅

4月に咲いていた花「あまどころ」
開花時期は、 4/20頃~ 5/10頃。 ・春、ぶらさげるようにして開花する。 ・地下茎が「野老(ところ。ヤマイモの一種)」に似て かつ、野老は苦いのにこちらは甘いので「甘い野老」 から「甘野老」になった。 若芽はゆでて食べられる。 (季節の花300より )

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東海道・鈴鹿峠越え⑥

2007-05-21 09:27:04 | インポート
「鈴鹿峠越えの道」は「鈴鹿八町二十七曲がり」と称される、険しく曲がりくねった道である。頂上付近には「鏡岩」という名の大きな硅岩がある。
岩肌が鏡ののように滑らかな石で、その昔、山賊がこの岩陰に潜み、山道を通る旅人が岩に写ると、飛び出して襲ったと言う。

4月に咲いていた花「ライラック」
・開花時期は、 4/20頃~ 5/ 5頃。 ・ヨーロッパ南東部原産。 ・「ライラック」は英語名。 イギリスでは5月祭の花になっている。 ・ハート型の葉っぱ。 ・花は紫、白、赤など色さまざま。 密生して咲く。 ・とてもよい香り。香水の原料にもなる。 ・冷涼地を好む。札幌市の花でもある。 ・花びらはふつう4枚だが、まれに 5枚のものがあり、それを見つけると 幸せになれるという言い伝えがある。 ・小型の類似種に姫ライラックがある。(季節の花300より)

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