季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「大紫躑躅(おおむらさきつつじ」

2018-05-10 04:48:23 | 暮らし
名言名句(245)

「子ら五人破片(かけら)持ち寄り花瓶(はなかめ)を 

はり合わすがに亡母(はは)を語れり」『藤岡 武雄』


亡くなった母の法要の席に集まった五人の子供たち。今では、

家庭の状況もそれぞれに違った生活を送っている五人の子供

たちが、かけらを持ち寄って花瓶を張り合わすように亡母の

思い出を語り合っているのです。亡母への強烈な、また淡い

思い出の数々。一人ひとりでは亡母像はどこか不完全なもの

としかならないけれども、五人の思い出を持ち寄ると、ちい

さかった亡母像も一段と大きなものになってきます。亡母を

偲ぶひとときを過ごして、やがて五人の子供たちは、おのお

のの生活へ帰って行くのです。

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4月から咲いている花「大紫躑躅(おおむらさきつつじ」

開花時期は、 4/15 ~ 5/15頃。

・「大紫躑躅」は、
 躑躅のなかで花が一番大きい。
 ふつう「つつじ」と言えば
 この種類を指す。   
 赤紫色の大輪の花を
 咲かせるところから
 「大紫」となった。
 単に「大紫」と呼ぶこともある。
 厳密には
 「平戸躑躅(ひらどつつじ)」の
 一品種。

・躑躅は、万葉集の時代から
 親しまれており、
 花が連なって咲くことから
 「つづき」、
 また花が筒状であることから
 「つつ」などと呼ばれていて、
 次第に「つつじ」になったらしい。

・道路の歩道脇によく植えられる。
・種類も色もいろいろある。
 現在300種を超える
 園芸品種がある。

・英語では、
 つつじ、皐月など全般を
 「Azalea(アザレア)」と呼ぶ。

・5月4日の誕生花(山躑躅)
・花言葉は
  「努力、訓練」(山躑躅)

・栃木県の県花
  (八入(やしお)躑躅)
 静岡県の県花(躑躅)
 長崎県の県花
  (雲仙(うんぜん)躑躅)
 鹿児島県の県花
  (深山霧島(みやまきりしま))
 福岡県の県の木(躑躅)


・「水伝ふ
  磯の浦回(うらみ)の
  岩つつじ
  もく咲く道を
  また見なむかも」
   万葉集

 「つつじいけて
  其陰(そのかげ)に
  干鱈(ひだら) さく女」
   松尾芭蕉

 「百両の
  石にもまけぬ
  つつじ哉(かな)」
   小林一茶

 「近道へ
  出てうれし野の 躑躅かな」
   与謝蕪村


・東京周辺の見どころ

 <根津(ねづ)神社>
   1706年に
   社殿が建てられた。
   赤い鳥居のトンネルが
   おもしろい。
   花見頃4月中旬~5月上旬。
   文京区根津。
   最寄駅
    地下鉄千代田線根津駅

 <塩船観音寺
 (しおぶねかんのんじ)>
   青梅市郊外のお寺。
   約1300年の歴史あり。
   花見頃4月中旬~5月中旬。
   青梅市塩船。
   最寄駅
    JR青梅線
    河辺(かべ)駅からバス



(季節の花300より)


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