赤色が好きな友人がいる。
深入山広場への上り口に「ドウダンツツジ」があって、
その紅葉の頃には、いつも話の中に登場させて私を誘う。
山も紅葉も植物も好きでいるが、
赤一色だけの紅葉には、
「きれい!」を連発する友人に「そう?」と静かな応答でいる。
人それぞれだなぁーと思う。
そんないきさつはさておき、今年も二人で観賞した。
そしてすでに小枝の茂りだけになって、雪を被ることもあるだろう時季を迎えた今、
友人は今年2度目の入院を終えて、家でじっとしていると伝えて来る。
私に山が少し遠のき、朱に映える街路樹を一人めでたりしているが、
友人の目は今何色を捉えているのだろう?
家中に心に映える赤色はあるのだろうか?
時はお互いの目に映る景色を変えて、流れ続けていく。
↓ 11月3日撮影の深入山傍のドウダンツツジ(友人が愛でて止まない赤色)
↓ 以下は、今、紅葉の盛り、基町の街路樹
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