友人のひとりに限界集落を訪れるのが好きな人がいる。
夫もその傾向の人で、私は友人によく
「うちのお父さんと友達になればいいのに。」と言うのだが、
それだけでお友達になれるというものでもないから、
一緒に出向くのはいつも私で、
多少「しぶしぶ」の感じでお供している。
今回は安芸太田町の那須に向かった。
私はその友人を含めた別の機会にすでに訪れているが、
夫はかなり温めていた場所らしくて、
帰宅して一言、「あまり感動せんかった。」と宣う。
温めていた期間が長ければ長いほど、
期待は膨らむものでもあるから、その反動もあるだろうけど、
何を!と思ってしまう。
限界集落は人が減り、諸々の活動が止んでいく集落なのだから、
期待する方に無理があるのでは?と、お供の私は冷めた気分で思う。
それでも、那須は今、以前訪れた時よりは、息を吹き返していた。
看板も新しくなって、
立ち寄りはしなかったが、コーヒーの飲める場所もあるらしい。
集落を愛する人の力が及んでいて、
多少印象に残る集落に変わりつつある。
機会があれば、
そして、秋の紅葉の頃になれば、
友人と連れ立ってもう一度出かけてみてもよい。
↓ 県道296号=吉和・戸河内線に那須への案内板が出来ていた。
↓ 枝振りの良さに惹かれてシャッター(背景の水面は「鱒溜(ますだまり)ダム」
↓ 那須集落への道傍(那須川渓谷)で、やはり目に留まる樹木アート
↓ この岩がライオンに見える? (傍に右下のような看板がある) ゴリラだよね。
↓ 廃校になった小学校に、歓迎の看板(ここに駐車して、集落は歩きがいい。)