見て歩記

暮しの中で心に留まったこと、なんでもかんでも。

山の喫茶室から Ⅱ

2018-02-21 16:14:14 | 

お気に入りの「山の喫茶室」を久しぶりに訪れた。約2年ぶりかな?
変わらず、薪ストーブが静かに燃えていて、店主ひとり小さなその室に在る。

「こんにちわ!」
ここを訪れる時いつも一緒の友人は声をかけてドアを開ける。
町の喫茶店のように、黙ってすーと入るには、静かな佇まいに躊躇いが生じるのだろう。

店主、「やあ、…。」という感じでストーブの前で立ち上がり、
「いいですか?」と問う友人に「どうぞ、どうぞ!」と迎え入れる姿勢。
続いて、私も入り、夫々の心模様に懐かしさのようなものが漂う。

「ずーと、お店開けておられたんですか?」
「うん、まあ、お客は来ないけどね。」
とつとつと今シーズンの雪の降り具合など語り合う。

たっぷりの美味しいコーヒーをいただきながら、
貸し切りのような部屋から、窓外を眺めれば、
可愛い小鳥が目を慰め、揺れるロッキングチェアーが身体に心地よい。
そっと静かな曲も流れてきて、いい雰囲気の時間を過ごす。

なのにお店を出たあと、友人は言う。
なんか、マスターの顔相が変わっていた気がする。
病気でもされたんではない?と、心配している。
そういえば、あなたもこの2年の間に3度も入退院を繰り返したよね。、

時の流れの中で、人を見舞う事柄は種々あり…。
ブログに纏めながら、今日、共有出来た「山の喫茶室」の思い出が
とても大切に思えてくる。











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