お気に入りの「山の喫茶室」を久しぶりに訪れた。約2年ぶりかな?
変わらず、薪ストーブが静かに燃えていて、店主ひとり小さなその室に在る。
「こんにちわ!」
ここを訪れる時いつも一緒の友人は声をかけてドアを開ける。
町の喫茶店のように、黙ってすーと入るには、静かな佇まいに躊躇いが生じるのだろう。
店主、「やあ、…。」という感じでストーブの前で立ち上がり、
「いいですか?」と問う友人に「どうぞ、どうぞ!」と迎え入れる姿勢。
続いて、私も入り、夫々の心模様に懐かしさのようなものが漂う。
「ずーと、お店開けておられたんですか?」
「うん、まあ、お客は来ないけどね。」
とつとつと今シーズンの雪の降り具合など語り合う。
たっぷりの美味しいコーヒーをいただきながら、
貸し切りのような部屋から、窓外を眺めれば、
可愛い小鳥が目を慰め、揺れるロッキングチェアーが身体に心地よい。
そっと静かな曲も流れてきて、いい雰囲気の時間を過ごす。
なのにお店を出たあと、友人は言う。
なんか、マスターの顔相が変わっていた気がする。
病気でもされたんではない?と、心配している。
そういえば、あなたもこの2年の間に3度も入退院を繰り返したよね。、
時の流れの中で、人を見舞う事柄は種々あり…。
ブログに纏めながら、今日、共有出来た「山の喫茶室」の思い出が
とても大切に思えてくる。
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