蕎麦の花言葉に、
「懐かしい思い出」というのがある。
「思い出」とくれば、概ね懐かしさに繋がるものだが、
それは、当時に同じ位幸せならのことで、
そうでない場合は、懐かしむどころか、
避けて通りたい思い出になるかもしれない。
2016年、今から4年前の9月「里の秋・序章Ⅲ」
友人と二人、喜々として赤そばの里を訪ねた。
初めて、
敷き詰めたように広く沢山、
そして赤色。
それらのどれもが、気持ちを高揚させたのを覚えている。
時は流れ、日は重なって、
再び訪れたその里は、
更に耕作面積を広げ、
多くの観光客をも呼び寄せ、
賑やかで華やいでいたが私の感情は複雑、
成り行きのシャッター音が機械的に鳴っていた。
歩行困難に見舞われている友人を家に置き、
おでかけの喜びだけに浸れない私の赤そば観賞は、
どこか悲しく、寂しいのである。
これも無常の世の在り様なれば致し方もないが、
敢えてのお土産画像UPは、
もうひとつの花言葉「あなたを救う」花に成り得るだろうか。
どうぞご鑑賞を!
↓ 品種は「高嶺ルビー2011」だと、思います。
↓ おまけ画像は芸北町溝口の白ソバです。