●とげとげしく生きて。

野あざみ。
散歩道にふえてふえて、たくさん咲いていたけれど
バッサリ草刈り。
さすがの棘も、ヒトが動かす重機にはかないません。

道ばたで生き残って咲き終わりそうな花一輪。
光のなかで綿毛が光って、足をとめました。



【野薊】（ノアザミ）キク科の多年草
アザミにも種類がたくさんあって、
ほとんどのものは夏から秋にお花をつけるそうです。
このノアザミは春にいちばんよく咲いています。

このトゲ、どうしてこんなに猛々しいのかと
思うほどイタイ。


「薊」の字は、
魚の骨のような棘のある草、という意味。魚よりもっと痛いけど。
花言葉は「触れないで」

スコットランドの国花です。
10世紀にデンマーク人に侵攻された時、
敵兵がアザミのトゲに刺されて悲鳴を上げたため、夜襲を免れた、
という伝説に由来するそうです。


▼散歩道の駐車場横の草地。あれっ、赤い花。
ミニバラでした。
不法投棄（？）されたようで、
植木鉢から抜かれ、そのまま置かれた姿で咲いていました。

欲張りなわたしは、そのまま持って帰って、緑地帯に植えました。
根付くかな～。根性薔薇。






指に刺さる棘の痛さ。
心に刺ささる棘はなおさら。



▼前に名前を教えていただいた、ヤブニンジンですね。
セリ科のお花は、ほんまに涼しげ。

【薮人参】セリ科の多年草
70cmほどのノッポさんです。

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