●ほんのり。

365日をどこかで区切るとしたら、
やっぱり今日と明日。

2006年も、
ブログに来ていただいたことで、
思いもかけなかった、
続ける喜びを味わうことができました。
365日分、いっぱいの感謝です。



先日苔玉にした、姫マサキ、ふと見たら
寒さにほんのり色づいてました。







今年の後半は、ウワサの「ブログ疲れ」に埋没。
コメントのお返しするのをかなりサボってしまいました。
本当にごめんなさい。
来年も少しペースを落として、続けていこうと思っています。

ブログをつくること、
皆さまのおかげで、ほんとうに楽しませていただいています。
こんな喜びもあったのだと、しみじみ。
心の中にほんのり温かものを抱いています。
どうぞよろしくお願いいたします。


明日の朝、京都でおせち料理を味わったあと、
いざ、福岡に出発。
インスリン携えて、糖尿犬のルナも一緒です。

九州の義母が、楽しみに待っている
にぎやかなお正月。
また味わうことができるのも、子として幸せ。

昨年と同じく記事の作りだめをして、出かけます。
それでは、どうぞ、良き年の瀬を。

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●お正月の花苔玉。葉牡丹とガーデンシクラメン。苔玉326

だいじな友だちに
苔玉をやっと送ることができました。
持ち込んだ宅配便屋さんも、おおにぎわい。

10月につくったガーデンシクラメンと葉牡丹です。
シクラメンは長持ちするし、
やっぱり葉牡丹はお正月っぽい。


あんなに暖かかったのに、
昨日から
雪・風・寒の冬将軍がやってきて
ふるえてました。


深めの器に、セラミック用土をしき、
苔玉をぎゅっと押し込み気味にのせました。
あれこれ組み合わせを考えた、ことしの形です。






きょうはお餅つき（餅つき機で）。
今夜からおせち料理開始。
と、言っても黒豆（ゆっくり煮える電気鍋）
をセットし、数の子の塩出しをするだけです。
あとは、ぜんぶ明日に。

朝から晴！
ほんまに家事びよりです。

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●稲孫は、ひつじ。

ブログのおかげで、またひとつ言葉を
知ることができました。

刈られた株から、また伸びた稲。
なんと呼ぶのか、ずっとずっと知りませんでした。
ちょっと調べてみたら、
「稲孫」と書いて「ひつじ」と読むそうです。
秋の季語。

そしてこの稲の孫が育つ田は
「ひつじ田」という、ふしぎな名。

そうだったのか。
知らないままにすごして来たけど、
これからはちゃんと名前を思い浮かべよう、
と思いました。

根にもつ、という言葉もあるけど、
根っこがしっかりしてると、
また実ることができるんですね。
この実（お米）は、スズメが食べるのでしょうか。







▼母が白菜の浅漬けをこしらえています。
ほとんどナマのをバリバリ食べるのが好きです。
今年の白菜は、育ちが良いので
さぞかし美味しいだろうと思います。

明日の夜は、つきたてのお餅に浅漬けの白菜です。

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●わ、ワイヤープランツ花。

毎週行くパン屋さんのお隣。
道に面した花壇に、ワイヤープランツがみごと。
半ば放任されているのに、この育ちっぷり。

近づいて、よ～く見つめたら、
ふ～ん、こんなお花が咲くんでございますね。






【ワイヤープランツ】
タデ科（ひゃぁ、全然知りませんでした。道理でなぜか惹かれたワケです）
匍匐性常緑小低木（わ、木なんや）
ふるさとは、ニュージーランド
別名、ミューレンベギア






▼ゼリーみたいな白い実。黒いポツンとしたのがタネだそうです。ぷくぷく。





しかし、どうしてでございましょう。
わが家のワイヤープランツは、なんど育てても、
お花が咲かず、実もならず。
ただただ、乱れ針金のままです。
好きなんですけど。

▼ほら、ワイヤー。

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●ピンクのふしぎ。心うつ詩。

200円でした。このシクラメン。
かなり強いピンクだけど、花盛りの園芸店では、まだ控えめなほう。
復活させてね、と店の顔なじみの人に言われ、
はい！と誓ってきました。

葉の数多く、そうっとのぞいた根元にも小さな蕾がたくさん。
ピンクは自分では着ない色やけど、
見てると気分がひきたちます。
赤や強いピンクは、気合いの色。少しだけ、たまには欲しい。




このとき、園芸店には葉ぼたんを探しにいってました。
いっぱいガーデンシクラメンの苔玉をつくったのですが、
おしつまってくると、やっぱり葉ぼたんがないとさみしい。

▼へへ、ケース買いです。




▼日ごと夜ごと、ごろごろと苔玉が増えています。
アメーバーみたいに。




▼咲き乱れた、残菊ですね。




久しぶりに雑誌の「クロワッサン」（1/10号）を買いました。
たくさんのインタビューが載っていたので。
なかに、詩人、茨木のり子さんのことがありました。
前に病気で入院したとき、この人の詩集を持っていきました。
それからずいぶん長いこと、忘れていた詩。
自分に気合い、です。

■倚りかからず

もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない

もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない

もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない

もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない

ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい

じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば
それは
倚子の背もたれだけ


■自分の感受性くらい

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが　ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


茨木のり子　2006年2月没。79歳。

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