散歩道のあちこちにはえている桑の木。
毎年、実るのを楽しみにしています。
美しいだけじゃなくて、美味しいものね。
でも晴れの休日だけの散歩。なかなか最高の時に居あわすのはむずかしく
去年はみごと大ハズレ。
もうちょっと先だろうと次に見たときは
すっかり終わって、地面が染まっていました。
ことしはどうだろう。
雨があがった日曜日、チェックしてきました。
桑酒にしたり、ジャムにしたり、いっぱい恵みのある木です。
桑の実ジャム→
2006年05月31日●草苺ジャム。
2005年06月05日●桑の実狩り決行!「マルベリージャム」完成!
むかしむかし、桑畑があったころ
きっと鳥がタネを運んできてくれて、自然に育った木だと思われます。
桑畑は見たことないけど、母が話してくれました。
口も手も染めて食べたこと。
知っているのは童謡の世界だけだけど。
この歌のこまかい意味、あまりわからないまま。
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夕焼け 小焼けの 赤とんぼ 負われて 見たのは いつの日か
山の畑の 桑の実を 小籠に 摘んだは まぼろしか
十五で姐やは 嫁に行き お里の たよりも 絶えはてた
夕焼け 小焼けの 赤とんぼ とまって いるよ さおの先
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▲美しい紅。でもこれはまだ早すぎる。
▼まだ白い実もついてるし。緑→白→ピンク→紅→黒くなったらOK
【桑】クワ科の落葉高木
蚕(カイコ)のエサに栽培された。
桑の実はマルベリー(Mul Berry)と呼ばれます。
日本各地でさまざまな呼び方があるんですね。→
「桑の実の方言」
▼散歩道、何本かある桑の木。みんな個性があるのです。
熟す時期も、葉の大きさもひとつひとつ違うような。
この木がいちばん実のとりやすい木かな。味もいいし。
▼この木は、なぜか葉が少なくて、実がいっぱい。
張り切って実りすぎなのか、実が小さくて味悪し。
▼広場にポツンと立つ木。
▼桑の実の思い出、もっている人がたくさんいて
(わたしも遅ればせながら最近つくることができました)
桑の実を摘んでいる若い人たちの方向へ歩く人
「地面に落ちてるぐらいがイチバンおいしいんやで」
素直に拾っている人たち。こうやって伝承されているのかなと、にこにこ見てました。
▼桑の木は、上から順々に熟していきます。
つまり鳥たちしか届かないような高いところから。
下のほうから羨ましそうに眺めるだけ。
上のは、もう美味しそう♪
桑の葉のゆったりとした緑の、美しいひととき。
ひさしぶりに歩いたら、身体が弱ってきた犬のルナは
なんどもへたりこんで歩けなくなりました。
毎年ながめているこの景色。
ひょっとしたら残りの時は少ないのかもしれない
来年もルナと歩けるのかなと胸のなかが重くなる
時間でもありました。
季節のうつろいが心に沁みるのも、そんないのちの時間を
考える年になったからでしょうか。
ルナにたとえてはいるものの、わたしも同じやものね。
2008年4月8日設置