朝、電線で。
チチチと可憐な鳴き声。
シジュウカラですね。
可愛いなぁ。
【四十雀】(シジュウカラ)スズメ目シジュウカラ科
日本では4亜種が周年生息する。
留鳥(リュウチョウ)。年間を通して同じ場所に生息し、季節による移動をしない鳥のこと。
200mmレンズですが、豆粒ぐらいにしか撮れません。
▼【雀】(スズメ)スズメ目スズメ科 留鳥
今朝はゴミ収集日。
うちの辺りでは、それぞれ家の前の道路に。
しばらく前、カラスの大集団が襲っていましたが
今は猟場を変えたようです。
セキレイとスズメがゴミ袋の周りをちょんちょんして
ゴミ袋をつついていました。
【鶺鴒】(セキレイ)セキレイ科
【目白】(メジロ)スズメ目メジロ科 留鳥または漂鳥(ヒョウチョウ)
▼ホームセンター、コーナンの園芸品売場で
ちょっとはげて、疲れた鳥が198円になってたので、つい買いました。
コンテナの中で休憩です。
最近、病気のため、なかば籠の鳥です。
で、本をたくさん読んでいます。
せっせと図書館から借りて。
今、読んでいるなかで印象深かったのがこの本。
鳥が好きな方はぜひ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/c5/e1746d3d1938e720ff7ed7f21273cb91.jpg)
定価1500円 初版発行日2010年11月10日
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
「ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯」
クレア・キップス (著), 梨木 香歩 (翻訳)
第二次世界大戦中のロンドン郊外ブロムリーで、
足と翼に障碍を持つ生まれたばかりの小スズメがキップス夫人に拾われる場面からストーリーが始まる。
夫人のあふれんばかりの愛情に包まれて育ったスズメのクラレンスはすくすくと育ち、
爆撃機の襲来に怯える人々の希望の灯火となっていく――。
キップス夫人がクラレンスと共に生き最期をみとるまでの12年間を綴ったこの実話は、
イギリスで1953年に出版されたのを皮切りに、発刊後すぐに大きなセンセーションを巻き起こし、
わずか1年半ほどの間に10版を重ねた。
この度、この名作が、梨木香歩による心のこもった新訳でよみがえった。
鳥に詳しくイギリスで暮らしていた梨木ならではの完訳である。
(「BOOK」データベースより抜粋)
印象に残った一文です。
老いていくスズメ。
しかし不屈の意志をもったこの私の相棒は、決して降参しなかった。
屈する代わりに、ますます自由が利かなくなっていく状況に自分を適応させ、
愚痴をこぼすことも(明らかに)なく、
何か違うという思いをもつことも(おそらく)なく、
味わえる限りの生の歓びを享受し、精一杯の活動を楽しんだ。
我々老いゆく者にはなんという教えであろう。
若い人なら簡単にできるような、今まで日常的にやっていたはずの仕事をこなそうと
延々と時間を費やし苦労するなんて、
なんと馬鹿げたことであろうか。
そんなことをやっている間に、経験のある老人でなくてはできない慰めや理解を、
若者にあげることもできるのに。
■翻訳された梨木 香歩さんのあとがきより。
本当の意味で「自立」している女性。
しかし、その彼女からして、十二年もの間、
このような親密な関係を結んだ「相棒」を失うことは――
同じような経験をされた方には容易に察せられることと思うが――
並大抵の「喪失」体験ではないだろう。
もの言わぬ動物を、人生の「同伴者」として共に過ごすことは、
自分自身の内側に棲む、生きている鏡と会話を続けるようなものだ。
だからその喪失は、人間の友をなくすつらさとは種類の違う、
自分自身の内部の、部分的な喪失とも等しい。
文字通り、「穴」が開くのである。
内的な必然から、彼女はこの「記録」を、書かざるを得なくなったのであろう。
他に何ができようか。
「記録」の始まりから終わりまで、毅然とした、ユーモアすら忘れぬ姿勢が、
一度たりとも崩れなかったことに、心からの敬意を払いたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
そして、朝日新聞の「天声人語」1月16日より
小鳥の情愛はなかなか深い。
例えばシジュウカラは、雛(ひな)を天敵から守るため、鳴き声を使い分けているらしい。
立教大院生の鈴木俊貴さん(27)が、21組の親子の実験で突き止めた。
剥製(はくせい)のカラスを巣箱に近づける。
親は外からチカチカと鳴いて知らせ、雛はカラスのくちばしが届かない底に身を潜めた。
次は透明の箱に入れたヘビ。
親の声はジャジャと濁り、雛たちはまとめて丸のみされぬよう巣を飛び出したという。
まさか「地下地下」「蛇蛇(ジャジャ)」ではなかろうが、弱者なりの知恵に驚く。
どの子も救おうと声をからす親と、けなげに聞き分ける子。
金子みすゞの「雀(すずめ)のかあさん」がチクリとくる。
〈子供が子雀つかまへた。その子のかあさん笑つてた。雀のかあさんそれみてた。お屋根で鳴かずにそれ見てた。〉
そのスズメに一人っ子が増えているという。こちらは岩手医科大などの研究だ。
去年の繁殖期、全国の愛好家に雛の数を調べてもらうと、
商業地で平均1.4羽、住宅地が1.8羽、農村部でも2羽だった。4~5羽も珍しくない鳥だから少子化である。
都会ほど瓦ぶきの家が減り、広い巣を作れる場所が減ったせいらしい。
国内のスズメは20年で半減したともいわれる。
この鳥の親も懸命に鳴き分けて、1羽2羽を守っているに違いない。
小さきものたちの大きな愛を知るにつけ、保護者の顔をしたカラスやヘビに育てられる子を思う。
しつけに名を借りた虐待を前に、被害児は泣き分けるすべを知らない。
せめて隣家から漏れ来る「子苦子苦(シクシク)」の声を聞き分けたい。
****************************************************************************************
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/68/73a1bfb34e49363a89d0266173c1eb02.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/56/d57d1d6c422d39ffe1c11aa55bf3510d.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/9d/4486ddfaaff0982fbeadea481af9a7a4.gif)
<↑シッポ応援団>先々代の白プー、先代のシルバープー、現役の茶プー。
ブログランキング ガーデニング部門に参加しています。
クリックで応援お願いしま~す。
●blogランキングへ●
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ca/ce6d00b5d83c27eebb60a9620badc4ca.png)
にほんブログ村