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ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

サンボープレイクック遺跡に行ってみよう 4

2018年12月14日 | カンボジア一人旅2018
11月20日
今日は移動日なので、7時前に朝食を摂り、7:30にチーサタスイーツを出る。


チーサタスイーツホテルの入口前にて

ピックアップがないので、歩いてメコンエクスプレスのオフィスに行く。
オフィスには多くの欧米人がバスを待っていたが、どうやら私が乗る便の前に出るバッタンバン方面に行くようだ。

私が乗るのは、プノンペン行きで、途中のコンポントムで降りることになっている。
無体なことに、プノンペンまでの半分道もない距離なのに、プノンペンまでの料金と同額を取られる。
次の移動のコンポントムープノンペン間の料金も同様なのだ。
料金だけなら、シェムリアップとプノンペンを往復できるのだ。
といっても、合わせて20ドル程度なので大したことではないのだが。


これが今日のバス

最前列の席から見るシェムリアップ市内の渋滞。数年前に比べると格段に車が増えている

郊外はのんびり

8:30の定時にバスは出た。乗客は定数の半分くらいで、ゆっくりと過ごせる。
途中の休憩は、コンポントムの手前でドライブインに入ったが、
運ちゃんとガイドのお姉さんは早めの昼食を摂る。約30分休憩。
乗るときに、コンポントムで降りることを告げていたので、バスは「Arunras Hotel」の近くで停めてくれた。


途中のドライブイン

橋の向こうがシェムリアップ方面。こちら側に宿やレストランがある

バスを降りて、Arunrasの前まで歩いて行くと、トクトクの運ちゃん達がワラワラと集まってきた。
サンボープレイクック遺跡を観光する客目当てである。
6人ほど集まっただろうか。そのうちのちょっと腹が出た50歳くらいか、人の良さそうな運ちゃんに話しかける。
英語はいまいちで、というかほとんど駄目なようだ。
そこに割り込んできたのが、英語達者な運ちゃん。
取り敢えずは、結論を出さずに、目当てのゲストハウスに向かう。

10分ほど歩いたところにあるサクンラリタ・ゲストハウスの部屋を見せてもらい、エアコン部屋にする。
案内した兄ちゃんにシャワーを出させるがちょぼちょぼ。
オヤジさんを呼んで、新しいシャワーヘッドに交換したら無事お湯が出る。
すぐに宿を出て、アルンラスホテルの1階にあるレストランへ。
昼食は焼きそばとカンボジアビア。アンコールビアよりも若干濃いめの味で美味い。


アルンラスレストラン

昼食のカンボジアビール。栓抜きが見つからずウロウロするスタッフが最終的に執った手段は椅子の背もたれ。
オラびっくり

腹も膨れたことだし、気合い入れてトクトクの交渉をするか。
先ほどの場所に行くとまた、ワラワラと運ちゃん達が集合。
しばし、小太りか英語達者か迷ったが、結局ファーストインプレッションを大事にして、小太りに決定。
ほかの運ちゃんには「ソーリー」と断る。
その横で小さくガッツポーズをする小太り運ちゃんの笑顔がはじけていた。

運ちゃんの言い値は、遺跡までの往復で15$。
まだ世界遺産バブルはないようで、それほど高騰してはいないようだ。
念のため、10$を提示すると、大げさにノーのジェスチャー。片道35㎞ほどあるので、それはないか。
13$で決着し翌朝8:30にこの場所に来ることを約束する。

あまり英語ができない運ちゃんを選んだのは、私自身の英語力にも関係があって、
片道小1時間の移動中に英語で話しかけられて、それに対応するために気を使いたくなかったのである。
できれば周りの景色をのんびりと見ながら移動したい。
用事があるときだけ声をかける位で丁度いいのだ。

ともかく外は暑い。うんざりしていたが、少し歩いてみることにする。
市場から川縁の通りに出て、再び6号線に戻っての帰り道、
キャピトルツアーの看板がある。といっても床屋の店先にデスクがひとつあって、
娘ッコが一人いるだけだが、明後日のプノンペンまでの8:40発チケットを8ドルでゲットできた。
歩いてはみるものだ。いいことがあるじゃない。


高い建物がアルンラスホテル。右のロータリーに何やらモニュメントができている

すぐそばの店で冷えたカンボジアビールの缶を2本買って帰る。
宿に帰って、茎わかめのつまみでビールを飲む。
しばし昼寝をし、早めに出てアルンラスの方に行く。
アルンラスレストラン道前にある地元飯屋を覗くと、美味そうなおかずがいっぱいある。
残念なことに席が空いてないので諦めて、再度アルンラスレストランに入る。

LokLakの食事を終えて周りを見ると、6号線の大きな通りの反対側に1軒レストランがある。
Third Place Cafeというレストランのようだ。明日はそこにしよう。
コンポントムは夜になると人通りは少なく、特に宿は大通りから若干引っ込んでいるので、
早めに寄宿し、できるだけ身の安全を図るようにした方がいいと感じた。


LokLakと白飯には持参のふりかけ。ちょっと柔目のちりめん山椒がよく合います

そこのところは、シェムリアップと大きく異なるところで、
シェムリアップだと、人通りが多い上に通りも明るく、危険な雰囲気はほとんど感じられない。
自分の身の安全を守るのは自分しかいないのだから、旅行先ではできる限り危険を避けるのが賢明というものだ。
コンポントムも本当はそれほど危険な町ではないだろうが、夜は店も早く閉まるし、夜更かしするような場所もない。
早めに帰ってシャワーを浴びて本でも読むか。