政府の意向では近い将来は手形取引を無くそうと考えているそうです。考えてみると電子化の時代に、未だに手形取引がなされていること自体が時代遅れのような気がします。大学時代は法学部で手形・小切手法を学び、たまたま就職した会社でも資金回収においては手形取引は普通でした。その後、IT企業へ再就職したのですが、なぜか現金振り込みが普通だったので驚きました。古い業界と新しい業界の混在が今の日本の実態ではないでしょうか。
株券はすでに電子化されましたが、手形だけは未だに世の中に出回っていたのです。裏書して回したり、現金化のために割引したり、独特の金融の世界が長い歴史の中で形成されてきました。デジタル化の進展で産業構造が変わるので、既存の事業も変わっていかなければなりません。手形・小切手法など旧来の法律から(仮称)デジタル決裁法などへ新しい時代に適した学問に変えるべきです。
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