弊社には小さな企業ながら自社製品を作るというカルチャーが存在します。その流れはリーマンショックを経験したことに起因します。ライバルがしのぎを削って製品のシェア争いをすれば必ず価格破壊が起き、製品事業の採算が崩れます。赤字では次期投資が困難となり、結果的には市場からの撤退という結末を迎えます。
そのような日本のメーカーが衰退する光景を何度も私たちは見てきました。やはり事業における先見性とマーケティングは大切です。ライバルを意識して先手を打たないで過剰投資をすれば必ず後からつけがやって来ます。残念ながら次から次にお株も市場も海外勢に奪われてしまったのが日本メーカーの現実です。
中小企業が大企業の下請けの影響を受けないように、弊社が考えたのがゼロからオリジナルの製品をつくり出すという不況ならではの発想で、自社製品をつくることにチャレンジしたのです。また製品を売るというノウハウもゼロから学ぶことができたのです。お蔭様で弊社の特徴を人財採用においても常時アピールができるようになったのは大きな成果です。