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をとなの映画桟敷席         ~ほぼ毎日が映画館

映画取材から編集裏話まで、るかのここだけの話を忘れた頃にアップします

文学者取材記

2006年05月08日 | 編集夜話
GWが明けました。
本日よりお仕事再開。

早速、文学者S先生の取材に伺いました。
文壇でも1、2を争うクールな美丈夫の先生。(職場の男子は「そんなハンサムじゃないじゃん」とやっかんでいましたが)
お顔だけでなく、喋り方、雰囲気ひっくるめて“おとなの男性”という感じなのです。
誌面に沿った質問以外の質問で、私の永遠の謎であり、現在の悩みでもあることをさらりと語っていただき、人生の分かれ道の深淵を覗いたような気持ちにさせてくださいました。




作家 絲山秋子に思う

2006年03月13日 | 編集夜話
絲山秋子さんといえばこないだ芥川賞をとった女流作家だ。
受賞作の「沖で待つ」は、共感できる内容だった。どんなところかというと、仕事場での男女の同僚の友人関係がだ。

とかく仲がいいのが男女だと、うがった見方をされがちだが、本人たちはそんなことを言われれば「ウェッ」と思ってしまうだろう。実際の所、こういった職場においての友人関係は、男女の友情というとちょいと違うような気もするが、恋愛感情抜きのツーといえばカーな関係はドライヴ感があって爽快だ。もちろん、それはルーチンワークでいつも顔を突き合わせているからできるワザなのかもしれないが…。
小説は、最後の急展開でなんだか現実離れしてしまったけれど、他に読んだ彼女の作品でニートを描いたものよりずっといい。

余談だが、昨年、井川遥さんを取材させて頂いた折、文学談義になって数々の女流文学者の名前を挙げられていたけれど、中でも絲山さんの「袋小路の男」が好きだと言っていたのをふと思い出した…。

出張校正、今終わりましたー…

2005年12月14日 | 編集夜話
あー、早朝から印刷所に詰め、今出張校正から帰って来たぜい!
目が真っ赤ですですわい。いやー今回はホントに疲れた。編プロにお願いしてたのでおまかせの気分でいたら、こっちで全部やった方が仕事が速いよ、てな結果に。
あー、最初っからガンガン口出してれば良かった。

でも、悪いことばかりではありません。印刷所のTさんに、インクの色について「いやー、先日イラストレーターさんがこのDICのフランス色がフォトショップに無いっていってきたんですよー」と言ったら、「これは4色ぐらいの色を混ぜて作るから、ソフト上の色にはないし、ましてやプリンターではこれらの色はでないんですよー。その配合も職人の感っていうやつですかねー。普通のDICだってそうですよ」なんて話してくれたので、「現代の巧だ!」といたく感動しました。
練ってるところを見たい!
とても勉強になった1日でしたワイ。


歌舞伎役者に会う

2005年11月14日 | 編集夜話
今日は雑誌の取材で歌舞伎役者の方に会った。
とはいっても、今日は取材じゃなくカメラマン(最近は一眼レフも軽くなってありがたーい!)

歌舞伎は玉孝の頃は先輩の引き回しでよく行った。特に封印切り後の2人の「道行」なぞ、1枚の切り取った絵のように美しく、脳裏に焼きついている。

今は門派に限らず以前ほどではないにせよしばしば、観に行くが、実はここの一門のものだけは食わず嫌いで観た事がない。
でも、本人の話を聞いて、ここの派の芝居も1度くらい見てみようかなーという気になった。ご本人は歌舞伎の家の方ではないので並々ならぬ修行や勉強をされて来たのだろうということが、うかがい知れた。
女形を得意とするご本人だが、素顔を見ると若衆も似合うと見た。

さて、「おとなのエイケン」と言いながら、なかなかブログを書くひまがない。映画は観てるんだけどなー。まいった。