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をとなの映画桟敷席         ~ほぼ毎日が映画館

映画取材から編集裏話まで、るかのここだけの話を忘れた頃にアップします

東日本大地震から1ヶ月

2011年04月09日 | 東日本大震災
東日本大震災から1ヶ月経ちました。
木曜深夜から金曜日にかけて、再びM7という大きな余震があって、本当にその揺れがとても長い時間に感じました。段々収まってきたと誰もが思った矢先の出来事でした。
その夜は久々に懐中電灯とヘルメットを脇に置いて寝ました。
被災地はやっと復旧した電気やガスが再び断たれたことで心身の疲労はいかばかりかと思います。
また、放射線量を考え、雨の日は外へ出にくくなったのも残念です。
でも、あちこちで東北の野菜を応援するイベントが開催されており、昨日は大丈夫という数値の品ですが、随分と廉価でトマトを購入しました。
1ヶ月たつのに地震だけでなく原発も含めて、いまだ延長戦を延々と行っているような気がします。

あの地震警報の「ピロンピロン」という音、耳に心地よければ聞き過ごしてしまうからあんな不協和音なんでしょうが、あれが鳴るとドッと重く感じるというかイヤーな気分になりますね。早く終息して聞かなくて済むようになって欲しいですね。

久々に映画の話をすると、多分映画ファンの多くの方がこの大震災の数日から数週間前に「ヒヤー・アフター」(C.イーストウッド監督)をご覧になっていたと思います。登場人物3人の内の1人のエピソードにスマトラ島地震で津波被害に遭うシーンがありました。
観た時はまさか日本にこのあと起きるとは夢にも思っていませんから、事実がモチーフとしてもあくまで映画の鍵となる迫力のあるシーンとして記憶されました。それが、地震以後はこの作品に限らずこういったシーンがでるたびに、単に映画の中の出来事とは捉えられず、ストーリーよりもリアルさに恐怖を感じてしまうのだろうなと思います。

映画関連といえばもう一つ、三浦しをんの大人気直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利軒」(4月23日(土)より全国公開)が本作のロケ地でもある町田にちなみスポンサーとなり、4 月10 日(日)サッカークラブFC町田ゼルビアの、東日本大震災の復興支援のためのイベント「ALLPOWERFOOTBALL」を開催し、ジェフリーザブズとトレーニングマッチをするそうですね。FC 町田ゼルビアをモチーフにしたFC"まほろ"ゼルビアの特製ユニフォームを製作。当日はFC 町田ゼルビアの選手たちはそのユニフォームを着用し、FC まほろゼルビアとして戦い、このユニフォームは試合会場で数量限定で販売し、その売り上げの一部は義援金として東日本大震災の被災地へ送られるそう。

■ イベント概要

東日本大震災復興支援マッチ
ALL POWER FOOTBALL
 FC 町田ゼルビア vs. ジェフリザーブズ
日時:4 月10 日13 時キックオフ / 会場:町田市立陸上競技場
詳細は http://zelvia.jp/news/information2011/828
(このイベントについては主催者に権限及び責任があり、当サイトは一切責任を負いません)

明日、日曜日は晴れて桜日和になりそうです。
東京は選挙もありますが、機会があればいろいろな復興応援イベントに参加してみてはどうでしょう。
















東日本大震災から3週間

2011年04月02日 | 東日本大震災
あ~、今、結構強く揺れましたね。

3月11日の東日本大震災から3週間が経ちました。
少なくはなりましたが相変わらず余震は1日1度はあるようです。
今の住居は免震と思われるのですが「ミシッミシッ」という音がするので分かります。それに実際より少し長く揺れるようにすることで力を分散させているようで、テレビで「地震がありました」と過去形で言っている時もまだ緩やかに揺れている時があります。
以前の住居は東京湾に近いところで、今回ほど大きくはなかったですが、地震が来る前は海に浮き輪で浮いている時のように上下に波動がくるので分かりました。船みたいでしたね。
一般的にウォーターフロントというとオシャレな感じがしていいなと思ってましたが、例えば晴海で波の高さが1.3mあったとか、浦安の液状化のニュースなんか見ると、これからはイメージよりも土地や建物の安全性が優先順位として上回るのじゃないかな。

今週は雑誌用の料理ページの立ち会いがあり、これは料理の先生が作ったものをカメラマンが6ヶ月分、今年の6月から12月まで撮るものです。素材は今あるものだけでという感じでしたが、さすがプロ。見栄えよく作り、撮ってくれました。

それから相変わらず福島原発も膠着状態は続いていて、まさか放射線や雨のことを恒常的に気にしながら生活を送ることになるなんて、今年の正月には考えてなかったことでしたよ。

とにかく、いろんな問題が表面化した今回の大震災。
関東圏の電力のことや浄水場のことなども知らなかったことがいろいろあって、とにかく節電だけは毎日心がけてます。
みなさん、まだ冷えますからお体大切に。お元気で!

カズ健在! 東北太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ

2011年03月29日 | 東日本大震災
本日、大阪・長居陸上競技場で行われた「東北太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ」が先ほど終了しました。
ザッケローニ監督率いる日本代表対ストイコビッチ監督率いるJリーグ選抜の試合は、長友岡崎本田ら海外組も帰国してのドリームマッチでした。

でも、何より華があったのは、後半途中から出場し、ゴールを決めた「カズ」こと三浦知良選手です。この震災や原発で疲弊した中、久々に手を叩き喜ぶことができました。ありがとう、カズ!!

カズのことは全盛期はあまり応援したことはなかったのですが、横浜に移り、「たとえ15分しか出れなくても、いつ言われてもいいコンディションで出れるよう、毎日の練習を全力投球で取り組んでいる」というようなことを新聞で書いていたことがあり、年を重ねても、声がかかればメインとなっている20代選手に負けじと現場に出れるよう常に鍛錬しているという姿に感動し、今では応援しています。
だから、自分の編集稼業においてもカズの心意気を目標に、頑張りたいと思い日々書いたりまとめたり校正したり…しているわけです。

ま、それはともかく、全ての選手・サポーターらから「頑張ろうニッポン」の気持ちが響いてきたいい試合でした~。

東日本大震災から2週間

2011年03月26日 | 東日本大震災
皆さん、元気にしていますか。
地震から2週間経ちました。
おかげさまで東北にいる友人たちは無事でした。中には自分の家族の暮らしも大変なのに、公務で他の被災者のために尽くしている岩手の友人もおり、「海側に住んでいた人たちに比べれば、自分は本当に幸せなのだと思う。今は海側から生き残った人々が避難してきているので迎え入れている」との言葉に涙しました。なにか欲しいものはないか聞くと、燃料は困っているが、スーパーに食の方は並び始めたので今の所大丈夫だからいらない、大丈夫、ということでホッとしました。

普段は滅多に会えませんが、学友同士のスクラムの輪が今回はすぐ作動したことで、被災地の友人への援助や、逆に彼らからの言葉に自分も頑張らねばと心を奮い立たせたり、いい作用が働いているように思います。

ただ、便乗した義援金詐欺が横行しているようですから皆さん気をつけましょう!
こういう日本のさまざまな面に関わる危機なのに、善意の輪を踏みにじる奴等はホントサイテー!!と皆、怒ってます。


話変わって、自分の仕事としては、昨日、手がけた雑誌が発行より一足早く納品されて感無量です。地震と並行して編集作業を進めてきただけに、いろいろなことが思い返されます。いつも使う紙が手配できず、薄い紙を使って刷られたものですが、これを見るたびこの震災のことを思い出すことになるでしょう。

4月ということで送別会も多かった1週間でしたが、語らう間は余震の恐さも薄らぎました。
29日にはザックJAPANとJリーグ選抜のチャリティーマッチが行われます。
日本の皆がスクラム組むつもりでなんとか乗り切り、映画なども普通に見られる日が来ることを願ってやみません。

地震から1週間

2011年03月19日 | 東日本大震災
平成23年3月11日 午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方々には心からお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。

未曾有の大地震が起き、当日徒歩で延々と帰宅してから1週間が経ちました。まだまだ余震、原発の不安が続く毎日ですが、東北の友人たちが無事だったとの声も届き、その人々を思い、自分も気力・体力をふり絞って頑張ろうと毎日を過ごしています。
会社の社屋が古く、継ぎ目から粉塵が舞い上がったり、天上が落ちたり、ひび割れがあちこちあるのですが、なんとか毎日出社しています。

また、出版業の宿命で、外勤も相手都合でなければ通常通り行われました。当方も2日間、あるタレントさんの取材と雑誌の出張校正のため印刷所の校正室で、土地勘のない会社以外のTVなど情報もない場所で不安はありましたが、通常のお仕事をこなしました。
取材の方は今をときめくアイドルグループのトップの方。キャンセルになるかと思ったのですが、きちんと時間通りに入り、こういう中でも笑顔を絶やさずお仕事をこなしていました。聞くと実は小さい頃から頑張ってきて、若いながらもしっかりした女性で、とても好感のもてる方でした。このときの記事やポスターが、いずれ頑張っている人々の励ましになることを願いながら仕事をしました。

出張校正も出版物の最後の確認ですから、集中しなくてはいけないのですが、校正室のシーンとしたこの静けさが今回ばかりは・・・。しかもこの日は「大規模停電」になるということで17時ごろ「すぐ帰るように」と社から電話で指示が。すぐって言ったってあまりよく知らない外勤先のこの場所で・・・!! 運よくバスが通りそれに飛び乗って、終点が知っている地名だったので助かりました。
出版類は紙の手配やロジティクスの関係で発行が延期になるかもしれませんが、なにより人命や被災者支援第一です。
また、映画の仕事では試写は一切中止、映画館も休止になっています。しばらくは安全・節電両方の意味で必要な対処だと思います。

また、このサイトも節電のためしばらくお休みします。