こころのともしび

　この光は月の光のことです。　月の光は年末に祖父が死んで１日しか休みが取れなかったのでお通夜しか出れず、そのまま「銀河８２号」で京都から帰ってきました。　一睡もできず、１４系座席の車輪の音が「南無阿弥陀仏」と念仏に聞こえとうとう横浜に着き、一晩中見てた満月が関ケ原では上のほうにあったのが、家に着く頃はまだ暗かったのですが低くなり、そしてもう２度と祖父に会えないことを改めて感じました。　思えば念仏は祖父が一晩中そばにいてくれたのかもしれません。　南無阿弥陀仏