息子から「読んでみて~」と、勧められた本です。
「競歩王」 額賀 澪 著
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ab/15ab86ae66c30cee58b58b0f076ae517.jpg)
『 ひどく矛盾した競技だった。誰よりも速く、速く前へ進みたい。
一番にゴールテープを切りたい。でも走ってはいけない。
肩で風を切って、日に焼けた細い体をくねらせるようにして。
彼らは歩く。歩く。どこまでも歩く。』
競歩って、「どちらかの足が絶対に地に触れていなけらばならないので、見た目には面白いスタイルで歩く競技」~~で、「あのスタイルで何十キロも競うって、すごい~」と、いうくらいの知識しかありませんでしたので、TV中継なんかも見たことがありません(この競技の中継ってあるんでしょうか・・・、それさえも知りません=苦笑)
物語は、
『「天才高校生作家誕生」という触れ込みで華々しくデビューした「榛名 忍」が、その後、思うような作品が書けないまま大学生活を送っていた時に、
陸上長距離の選手で、箱根駅伝を走りたかったのに記録が出ず、競歩への転向を勧められた「八千代 篤彦」と出会います。
二人の心の中に巣くった「何かに負けたから・・・」という思い。
これをクリアしない限り、二人に未来はないのです。
お互いの気持ちを思いやり、励まし合い、友情を深めていく二人は、やがて、それぞれの道で「まだ頑張れる」という気持ちが沸き上がってきたことを知ります 』
努力、一生懸命、頑張り、涙、希望、失望、恋愛、先輩、後輩、仲間、励まし、友情、目標~etc、
青春時代の様々な言葉がキラキラするスポーツ小説でした~~♪