大好きな「浅見探偵さん」が登場する長編ミステリー~~♪
「弧道」 内田 康夫 著
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↑これは「上」です。
作者の「内田 康夫」氏が、新聞の連載小説として書かれていたものですが、途中で病に倒れ連載が中断してしまいました。
ですから、物語は途中のまま「上」として刊行されました。
内田氏は、ご自身の手で完結したいと望んでいたようですが、体調が回復しなかったために、「新しい才能に任せてみよう」と「完結編を公募する」という決意をされたようです。
「上」の刊行と同時に「公募プロジェクト」をスタートした~~という、面白い形で出来上がったのが完結編・弧道~~「金色の眠り」です。
応募作品が百余通もあったとか~~!
その中で、最優秀賞を受賞されたのが、
「和久井 清水」氏~の作品です~~♪
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弧道の舞台は、世界遺産にも認定されている「熊野古道」~~♪
熊野市にはお友達も住んでいますし、以前から「一度は熊野古道を歩きたい」と、思っていた私ですから、とても興味深く読みました!
古代史、考古学者の対立、古墳、戦前戦後の激動期、そして現代を絡み合わせた物語~、
ミステリーですから、最後には犯人が突き止められるのですが・・・、
予想もつかなかった意外な結末にビックリ~!
残念ながら、内田氏はこの完結編を見ることなくこの世を去られています・・・。ご自身の予想していた結末と違ったかもしれない・・・、
内田氏の物語を完結させるという高いハードルをクリアした、新人作家・和久井氏のこれからの作品も読んでみたいと思いました。
「充実した読書の時間」になった本でした~~♪