Liu Xiang Tea Salon

「リュウシャンティーサロン」での中国茶・台湾茶のレッスンの様子、季節ごとのインテリアの設えなどを綴っています。

マイ烏龍茶作りにトライ☆

2010-05-09 | Tea Leaf/Tableware
茶摘みをした茶葉で、マイ烏龍茶を作ってみました。

茶摘み体験をした蔵屋鳴沢で烏龍茶の作り方のレシピを頂いたので、
その作り方で簡単烏龍茶作りをしてみました。

そのレシピをご紹介します。

~ウーロン茶の作り方~
①天日干し:葉がしなっとなる位まで干します。
②茶揉み:葉を手のひらで挟み、前後に動かし揉みます。
 表面に水分が浮き出てきたらやめ、再び天日に干します。
 これを2~3回繰り返しますと、だんだん全体が茶色に変わってきます。
③乾燥:最後に天日で半日くらい乾燥または、ホットプレートにて焦げないように動かしながら、
 乾燥させると出来上がりです。 

実際の烏龍茶の製茶よりかなり簡単版ですがトライしてみました!


摘みたての茶葉です。



レシピでいう天日干しです。
本当は萎凋(茶葉の中の水分を蒸発させる工程)と言います。

この日はもう日が暮れてきて、日光が少し足りず、萎凋がしっかりとできませんでした。
本来はこの萎凋は重要な工程で、この萎凋のでき具合で、
味が大きく変わってきます。

この萎凋をしながら、発酵が進みます。
緑茶は不発酵なので発酵させませんが、烏龍茶はお茶によって
15~70%と発酵程度を変えていきます。
そして殺青という工程で発酵を止めるのですが、
今回はこの工程がないので、どんなお茶になってしまうことやら・・・。



レシピでいう茶揉みに入ります。
中国茶の製茶工程では揉捻と言います。
少しよれています。



少し色が変わってさらに茶葉がよれてきました。



さらに色が濃い緑に変わってきて、茶油がにじみ出て粘性が出てきました。



手で揉んでいるとかなり茶油でべとべとしています。
そんなにたくさんしているわけではないのですが、
手がつりそうになってきました。



一晩置いたら、すっかり焦げ茶色に。
本来お茶は茶摘みをしたら一気に製茶をしてしまいます。
蔵屋鳴沢では、機械で3時間で出来上がるそうです。



焙煎機で乾燥させます。



いらない枝や葉を抜茎します。
大量の烏龍茶を作るときはこの作業はとても地道で大変な作業です。
ですがこれをすることによって、さらにお茶は美味しくなるのです。



何茶??(笑)
とにかくできました~。


早速淹れてみます。



すっかり発酵が進んでしまい、紅茶のような茶湯の色に。


味もやはり、発酵が進んでしまったようで、紅茶のような味になっていました。
でも青さが残っていて海藻のような味も。
渋みは少なく、苦みもほとんどありません。

正直美味しいとは言えませんが、緑茶の茶葉から烏龍茶をつくるという
面白い体験でした。

レッスンにいらっしゃる方で飲んでみたい方は、
「マイ烏龍茶飲んでみたい~」とおっしゃっていただければ
お出しいたしますよ。
味は保証しませんが。ふふ。



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