紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

東照大権現さまの威光

2007年10月16日 | 美術館・博物館
家康公が関ヶ原の合戦にて着用した甲冑が静かに来館者を迎える。このような甲冑や宝剣が序盤から展示されている様は、一般庶民を易々とひれ伏させる力を誇示しているかのようだ。これは江戸幕府を開いた徳川家ゆかりの宝を一堂に集めた大徳川展である。
開館して間もない、そして平日なのにこの混雑ぶりはいったい何なのだ。目の前に徳川家康公が着た甲冑があるのだから並んで見ないわけにはいかぬ。この太刀 銘 真恒(国宝)は見事だ、立ち止まる回数が増える...。茶の湯道具、能面、源氏物語などの絵巻類、書なども見どころ多し。
「姫君のみやび」と名付けられた展示室は、壮麗な婚礼調度品の数々。鏡台、茶道具、香道具、盥(たらい)などにはすべて葵の御紋が入った蒔絵仕様。絢爛豪華という言葉が相応しい展示である。
おなじみのお土産物コーナー、図録と絵はがき数枚。それほど種類があるわけではなし。図録だけで重たし。
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