【一段とすがれ行く 「藜(あかざ)」】
【こちらは今盛り】
蜂蜜色の秋の日射しがエイベル爺さんの 戸口の周りの、真紅や琥珀色の楓に さんさんと注がれていた。 (中略) 彼は自分の犬や猫に劣らず温もった 日光を浴びるのが好きで、 こうして日向ぼっこをしている時には ほとんどいつも茂り合う楓の梢の 上遥か遠くの 晴れ渡った青空を、 戸口からじっと眺めているのであった。 【「アンの友達」 3.】 |
雲の多い、昨日と同じような空で明けた今朝。
尤も日の出は、しっかりとありましたけれど。
そして日中は、青空が戻って来ました。
こうなりますと、蜂蜜色の日溜りが心地良いですね。
頬に当たる風は昨日より少々、冷たい気がしましたけれど。
【インウォールクラータ】
【膨らんだ水仙の芽】
さて、早くも水仙の
芽が膨らんでいるのを
見つけました。
(見つけたのは4、5日前)
今年は金木犀の開花が
早かったように水仙も
早いようですね。
確か例年より2週間位、
早いようです。
今年の冬は、どんな
冬になるのでしょう・・?
厳しい寒さ? それとも・・。
ところで先日に続き、
はじけているのは、
インウォールクラータ。
濃いピンクが
鮮やかです。
そうそう、
今日も藜の事を。
もう何度もブログに
載せましたが、明らかに、
すがれつつあるのが分かります。(冒頭から1、2枚目の写真)
この藜、今年はどういう訳か大木にはなりませんでしたが、
野趣に富んだ、かそけき姿には魅了されます。
繊細な葉っぱの紅葉も好き。
そして、これからは “すがれ行く美” も楽しめます。
これには不思議な和みを感じます。