【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

魔法のオイル~ペパーミント

2007-07-20 19:52:17 | ハーブと香り雑学
   午前中は時折、薄日の射す天気でしたが、
  午後になるとその空は、今にも降りそうな重い空に・・。
  それでも、何とか夕方まで持ってくれました。

 



   「・・・降りさえしなければ、
  こういう涼しい真珠色の日の方が、
  かんかん、暑い日光に照りつけられるのよりいいことよ。」

                                【「アンの青春」 第30章】

 



   確かにそうですね。
  今日などは出掛けましたので、余計にそれを痛感したものです。
  でも、考え方一つでこんな風に、素敵な一日になるのですね。

     




  
次々に花芽を付けるミニ薔薇




   今日も我家には、小さなお客様。
  おまけに今日は3時間もの
  長逗留となりました。

   それも、3日間連続です。
  こうなれば、トンボも慣れたもの。

   私が写真を撮ろうと、
  何をしようと・・澄ましたまま。

   我関せずの、その姿は、
  小憎らしいほどです。

   羽根を休めているのは、
  今日もやはりカンナの上。

   トンボに至っては、薔薇の
  かぐわしい芳香も効果なしのようですね。

   それにしても・・この世の中に、
  薔薇の魅力に屈しない者がいるとは・・。
  ちょっとした驚きです。



   最近、地球に優しい洗剤として、
  『重曹』 が注目されていますね。

   例に漏れず、我家でも
  キッチンや、バスなどで
  大活躍です。

   それにもう一つ、『ペパーミント
  オイル』 をプラスすれば、
  その効果は万全という訳です。

   掃除後、水に数滴垂らした
  オイルをスプレー。

   『ペパーミントオイル』 には、
  爽やか気分になるのと同時に、
  殺菌効果もあるので、一石ニ島ですね。

   シャンプーに加えれば、
  「爽やかトニックシャンプー」 の出来上がりです。
  特に夏にお勧めのアイテムですね。

   そうそう、外出から帰った時などのこもった室内の空気も、
  シュシュッとすれば、リフレッシュしてくれます。
  又、うがいにも・・。まさに、魔法のパウダー & オイルですね。

アンティークな風

2007-07-19 16:40:23 | ちょっとアンティーク
   高原の朝のような冷気に包まれた今朝も、
  庭の木々や草花、路面は、
  しっとりと濡れていました。

   久し振りに朝から太陽が
  顔も出し・・。

   そよそよと風が吹き、
  本当に気持ち良い朝でした。
  でも、流石日中は、暑くなって来ました。

   そして今日も・・。
  連日、トンボのお出ましです。

   今朝は、まだ蕾のカンナの花に・・。
  トンボは、カンナが大好きなのですね。

   今日は、いつにも増して、
  長い事、ここにこうしていました。
  何だかこちらを向いて笑っているようです。



   さて、こちらは
  随分昔の扇風機です。

   ただ惜しむらくは、
  以前の 炭火アイロン と同様に
  私がペンキを塗ってしまった事。

   後悔しましたが、いずれも後の祭りです。
  どうせなら、黒にすれば良かったなんて・・。
  そうそうこれは、ナショナル製です。

   日本の夏は、自然の風、団扇、扇風機、
  そしてクーラーと・・
  涼を求めて変遷して行きました。

   扇風機は、今でも使われていますが、
  思えば今回の地震では、こんな扇風機の似合う、
  漆喰壁の残る古い民家が、犠牲になりました。

   そこで思い出すのが、
  京都府美山町の茅葺屋根の民家です。
  (同様の白川郷は、特に有名) 

   国の 『重要伝統的建造物群保存地区』 
  に指定されているのですが、
  “茅葺屋根は、軽いので地震に強い” のだそうです。
  そして、夏涼しく、冬暖かい・・。

   先人の知恵と言えますが、今では維持費も高く、
  空極の住居となってしまいました。
  茅を葺く職人の方も少ないでしょうね。

   私が美山に出掛けたのは、もう4年前になりますが、
  辺り一面、コスモスが咲き乱れていたものです。

   それが何ともしっくりと合って、
  ほっと出来る懐かしい空間でした。

   話が前後しましたが、
  この扇風機、結構涼しい風が吹きます。

   「三丁目の夕日」 の頃? の物だとしたら・・
  これでも十分だったのかも知れません。

   でも、今時珍しい鉄製で、
  信じられない程、重い扇風機です。    

昼間に見る夢

2007-07-18 18:16:05 | 香る庭の花綴り
   朝にはすっかり上がっていた雨。
  やはり眠っているうちに、
  今日も降ったようです。

   と言っても、花びらが
  まだ濡れていましたので、
  降ったのは、明け方なのでしょうね。

   いつものように午前中は、
  すっきりとした天気ではありませんでしたが、
  午後になって、やっと青空も戻って来ました。

   九州南部は、梅雨明けしたようですね。
  こちらは週明け位になるのでしょうか。

   ただ、今年はここ迄涼しいので、
  本当に助かっています。



   この所、毎日のように目を楽しませて
  貰っている玄関先の朝顔。

   その色も、その日の天気や
  光線の加減で、微妙に違いますね。

   昨日は、薄紫と言うより、
  ピンクに近かったのですが、
  今日は本来の紫色です。

   つくづく思うのですが
  古式豊かな日本の色と柄です。

   朝顔が、日本が原産と言うのも、
  納得ですね。(写真は、午後3時の空)



   そして、こちらはトンボ。
  余程、カンナが気に入ったのか、
  二度目の来訪 です。

   先日も今日も、花と葉っぱの違いはありますが、
  カンナの上で、ゆっくりと羽根を休めています。

   それに今日は、部屋の中にカメラを取りに
  戻るまで、じっと待っていてくれました。

   その上、先日は、追いかけっこしたものですが、
  二度目ともなると、トンボも慣れたもの。

   もう、顔馴染みなのです。
  (同じトンボだと勝手に思っている私です)



   ところで、『昼咲く朝顔』 なるものの、
  苗を買って来ました。                           

   白地に水色の珍しい花だそうです。
  こんな朝顔は、初めてなので、
  楽しみなのですが・・。

   昼間に咲く花は、
  言わずと知れた 『昼顔』。
 でも・・昼顔って、淡い桃色ですよね。

   何とこの朝顔、
  (品種改良された物かも知れませんが)
  霜の降りる頃まで咲き続けるのだとか。
 
   炎天下でも萎れないで、
  眩しい夢を見続けている昼咲く朝顔。
  兎にも角にも楽しみです。

   ここまで記して、ひょっとしたら・・と思う 
  過去の記事 を思い出しました。

   確か水色の朝顔が、咲いていたと思います。
  (我家のそれは、写真で見る限り、冒頭の写真が
  そのまま水色になった花が咲くようです)   

先見の明

2007-07-17 16:05:06 | ハーブと香り雑学
   昨夜から降り続いた雨は、
  朝には上がっていました。
  夜のうちに、相当降ったようです。

   庭の木々や草花は、
  すっかり濡れていました。

   台風の後も、なぜか
  天気が不安定です。

   今日の一日も、
  朝顔との朝の挨拶から始まります。

   パッと大きく瞳をこらした目で
  見つめられているような気がしたものです。
  とても涼やかな目・・。

   一方、もう一つの方 (「暁の海」) 
  は、未だに花の影も形もありません。

   ところで、この品種の名前である、『薩摩のゆかり
  そもそも、「ゆかり」 とは、この漢字が示すように
  紫色の事でもあるのだそうですね。

   そして、その意味は 
  “一つの関係から、情愛が他に及ぶ事の例え” とあります。

   日本語って、何と奥が深いのでしょう。
  つい、『源氏物語』 を連想してしまったのですが・・・。







  
   インウォールクラーク       和名 「ゼニアオイ」         コモンセージ




   先日、採って来た、
  「マロウ」 こと、
  和名 「ゼニアオイ」。

   どうやら今回は、
  根付いてくれたようです。

   そして、これも花はまだですが、
  「インウォールクラーク」 も、
  ここに来てすっかり背丈を
  伸ばして来ました。

   右上の 「バジル」 も、
  可愛い白い小さな花を・・。

   そうそう、台風や地震の起きる度に、
  特に最近耳にするようになった、 
  「こんな大きなものは、これまでで初めての出来事」 
  といった言葉。実は、『アンの世界』 でもあったのですね。

 





   「こんな事は、プリンス・エドワード島、
  始まって以来の事だよ。
  私が子供の時、ひどい荒れがあったけれど、
  とてもこれには及ばなかったよ。
  きっと、恐ろしい被害があったろうよ。」
 (マリラの言葉)  
                                【「アンの青春」 第24章】

 



   季節の到来の時にも、“今年は、いつもと違う” 
  と、いうフレーズが必ずあり、それはそれでびっくりしたものです。

   しかしながら、アンの時代から100年以上経った今は、
  温暖化も進み、その頃の比ではないでしょう。 

   改めて作家の慧眼には、驚くばかりです。
  今、読んでも頷く事ばかり。

   本当に地球規模で、この地球環境の事を
  真剣に考えなければならない時期に来ているのでしょうね。

思いがけない一日

2007-07-16 17:05:25 | 音聴箱
   今日は、朝から太陽が顔を出し・・
  さすが台風一過と思ったものです。

   先日から今再び、聴き始めました、
  NHK FM の朝のクラシック。

   そのまま聴くともなしに
  聴いていますと・・。

   突然、ニュースに切り変わりました。
  何と甲信越地方で震度6強の
  地震との事!! そう言えば・・。

   昨夜、いつものように夜空を
  見上げたのですが、雲が気持ち悪くて、
  なぜか嫌な予感がしたものです。

   台風に地震・・自然の脅威を、まざまざと感じます。
  それにしても、そのニュースを聞くまで・・。  

   “火星の一日は、地球より少しだけ長い24時間40分・・”  

   ~なんて、のんびり・・休日のちょっぴり
  怠惰な時間をそれも珈琲片手に送っていたものです。

   ロマンティックな気分も
  一気に吹き飛んでしまったのは、言うまでもありません。

   最近の自然災害は、何もかも大型、
  強烈で、他人事(ひとごと)ではありません。



   話はガラッと変わります。
  ここに来てミニ薔薇が、
  次から次へと花芽を付けて
  くれています。

   何があっても動じず、
  凛とした姿の薔薇に接した時、
  今度は逆に心はパ~ッと
  明るくなりますね。

   “花の癒し” って、
  こういう事なのでしょう。

   それに、ちゃんと手入れさえすれば、
  花は裏切りませんもの。

   ところで、ブログ仲間の 
  めぐみさん が、もうすぐイタリアに行かれます。

   そんな事もあって何事も感化されやすい私の事、
  たっぷり影響を受けてしまいました。

   先日の本棚の整理の時、偶々見つけ、
  除けて置いたトスティの古い歌曲本を取り出しました。
  イタリアの甘~い歌曲です。

   声楽曲としては初心者用ですが、
  そのどれをとっても美しいのです。(詞、曲)

   その中で特に 「夢」 (Sogno) が、好きです。
  「最後の歌」 (L’UItima canzone) もいいですね。
  南欧の情緒に溢れています。

   「自分の想っていたニーナは、明日お嫁に行ってしまう。
  もう一度、私のセレナータを聴いておくれ。」


   そんな歌を30分ばかり歌っていましたが・・・。
  何だか馬鹿らしくなって・・? やめてしまいました。

   おまけに切ない失恋の歌ばかりですもの。
  そして、今更歌い上げる・・熱意も根気もありません。

   でも、「セレナータ」、「セレナーデ」、「小夜曲」。
  どれも同じなのですが、何と美しい言葉なのでしょう。

明日の花

2007-07-15 17:14:50 | 私の手作り夢時間
   朝、目覚めると、
  カーテンの隙間から陽の光・・。

   寝惚け眼のまま、
  思い切りカーテンを開けると、何と
  お日様が照っているではありませんか!!

   台風は、どうやら眠っているうちに、
  南の海上を通過して行ったようです。
  それにしても・・・。

   梅雨前線と今回の台風4号の爪痕は、
  すさまじいものがあったようです。

   そう言えば・・明日という漢字が
  本来意味するのは、「太陽が照っている時間」 
  と、いう事なのだそうですね。

   人間って、何かに行き詰った時など、“明日になったら・・” 
  と、明日に希望を託して眠りに着く事がありますが、
  今回ばかりは文字通りの “明日”、今日になりました。
  (写真は、青空が久し振りに戻った、午後3時の空)



   さて、写真は、雨で家の中に
  閉じこもっている間に作りました。

   ビーズのブレスレットと、
  (まさに今日の空の色)と、
  6本目のチョーカーです。

   チョーカーは勿論、
  残り物のレース糸で作ったのですが、
  これの利用って、結構難しいですね。

   チョーカーにしても、
  これだけ何個も作るのなら
  最初からもう少し大きな物、
  例えば、ベルトなどを作れば良かったと、
  今になって思います。

   “もし、糸が足りなくなったら・・” 
  と余計な事をついつい考えてしまった結果が、これです。

   本当に全部を使い切る事の難しさを感じます。
  結局、少しずつ残った物があちこちに・・。

   捨てるに捨てられない物が、
  こうして溜まってしまうのです。

   どこかで思い切らなければならない事は、
  重々分かっているのですが・・。

   ところで、話はガラッと変わりますが・・。
  星野富弘氏のこんな詩を見つけました。
  私自身、ちょっと考えさせられる詩です。







                          マンゴー

             雨ニモ負ケテ  風ニモ負ケテ  夏ノ暑サニモ負ケテ
             東ニ病気ノ人ガイテモ  西ニ困ッテイル人ガイテモ
             ナニモシナイ

             丈夫ナ身体ニナリタクテ  健康食品ニ気ヲクバリ
             ウマイモノガ好キデ  マズイモノガ嫌イ
             オカネモホシイ  着物モホシイ
             ソンナ私ガ仰向ケニネテイル

レモン色の梅雨

2007-07-14 15:36:42 | 香る庭の花綴り
   こちらは連日の雨となりました。
  台風の行方も大変気になりますが、
  2日続けての雨は、
  この梅雨初めての事かも知れません。

   それも然る事ながら、今の所・・
  今年は、梅雨独特の蒸し暑さが
  ありません。それどころか・・

   今日も半袖のTシャツでは寒く、
  慌てて八分袖のブラウスに着替える始末。

   つい何年か前、7月に入った途端に、
  カンカン照りだった事を思いますと、
  何とも過ごしやすいこの所の天気です。

   とは言え、冷夏では困ります。
  ~なんて、勝手な事ばかり言っていますね。



      そんな雨の中、黄色のハイビスカスが、
  やっと咲きました。 (こちらは蕾の時

   私が、短く切り詰めてしまった事もあるのですが、
  何年振りの開花でしょう。それにしても・・。

   今年の我家の庭は、黄色い花の当たり年なの
  でしょうか? 
  
   先日の名前を忘れてしまった花は言うに及ばず、
  ハロー・エンジェル、金魚草、等など・・。

   そうそう百合に至っては、元々オレンジだったものが、
  色が抜けて? あろうことか、黄色になってしまったのです。

   それにしても、黄色は元気を与えてくれる色ですね。
  そして、これほど夏にぴったりの色はありません。
  そう言えば・・・。

 




   “暑さのために大自然の全てが、
  まどろんでいる、黄色い8月の午後だった。”
                         
                                【「赤毛のアン」 第13章】





   梅雨真っ盛りの 「今」 は、
  この色、ちょっとそぐわない
  気もしますが、これも愛嬌ですね。

   いいえ、今流行(はやり)の
  季節の先取り? 
  とも言えなくもありません。

   ところで、黄色と言えば
  「レモン色」。
  途端に、爽やかさに包まれます。

   甘酸っぱい思い出まで伴って・・。
  これぞ、言葉の魔法ですね。

焔と土の香り

2007-07-13 18:55:10 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編
   台風の影響からか、
  今日は断続的に雨が降り続いています。

   いつもと違うのは、
  降っているのか、いないような・・。

   小降りになる事はあっても、
  その雨は、やむ事はありません。

   そんな微かな違いですが、
  やんでいる時間があるという事が、
  どれほど貴重なものか、感じてもいます。
  (写真は雨宿りしているペチュニア)

   そしてこの時期、(庭に出る時)
  大活躍なのが、何を隠そう下駄なのです。

   ビニールのサンダルは、
  じとっと湿っていますのに、桐の下駄はカラカラです。

   素足に下駄、この心地良さと言ったらありません。
  今の所、履いているのは庭だけですが、
  この日本独特の素敵な履物、
  せいぜい活用しようと思っています。

   ただ、音がするのが難点と言えば難点なのですが・・。












   今日も一昨日に引き続き、もう一度
  益子焼の珈琲カップの登場です。
  (同時に買って来た物)

   私は、珈琲は大き目のカップで、
  たっぷり頂くのが好きなのですが、
  その点では、こちらは適しません。

   でも、ある意味、一番益子らしい
  気がして求めたものです。

   今日のような雨降りの薄暗い日は、
  オレンジのランプの灯りが一番合いますね。
  本日の、アロマキャンドルは “睡蓮” の香り。

   いつものように、帯をテーブルセンターに・・。
  和と土の温もりが感じられる器。至福の時間です。

 帯は勿論、実家のタンスの底で眠っていた物です。
使った形跡はないのに、少々シミが・・。

 でもそれには目を瞑(つむ)って・・。
この帯、夏用らしく、麻でシャキッとした肌触りです。
色も器に合わせたかのように、薄い薄荷グリーンです。

花待ち夢時間

2007-07-12 16:08:17 | 香る庭の花綴り
   今日も雨が降ったりやんだりの、
  不安定な天気になりました。

   昨日は結局、午後、
  雨は降りませんでしたが、
  今日は、ザー~ッと降った
  かと思うと、パッと上がり・・
  と、いった事を性懲りもなく
  繰り返しています。

   でも、やがて・・
  その降らない間隔が長くなり・・。

   そんな中、今年初めての
  朝顔が、花開きました。

   朝刊を玄関先のポストに
  取りに下りた時、見つけました。
  同時に心の中にもパッと花が開いたものです。



   これから毎日の楽しみが
  又、一つ増えました。

   こちらの品種は、
  『薩摩の紫(ゆかり)』 。

   慌てて、もう一つの朝顔も
  見に行きましたが、
  そちらはまだ。

   蔓(つる)はもうすぐ
  屋根まで届きそうに
  なっているのですが・・・。

   一方で、紫陽花がそろそろ
  終焉の時を迎えています。

   終わる花あれば、
  これから始まる花・・。

   そうそう黄色の
  ハイビスカスも花芽を・・。

   オレンジと赤のそれは、何度も咲いているのですが、
  この黄色だけは私が枝を切り過ぎた事もあって、
  ここ数年、葉っぱだけだったのです。

   やっと花芽を付けてくれ、こちらも楽しみです。
  アンの言う所の・・・。

 





   「・・・何かを楽しみにして待つという事が、
その嬉しい事の半分に当たるのよ。」
            
                              【「赤毛のアン」 第13章】

 




   ささやかですが、
  このような植物の生長に幸せを感じてもいます。



   さて、昨日届いた同窓会の葉書。
  今秋、ホテル・ニューオータニで開催
  との事。心の中の微かな “ざわめき”。

   一昨日、“雨だれ” なんて、タイトル
  を付けましたので、久し振りにショパン
  を・・と、楽譜を探しました。

   しかしながら・・肝心の前奏曲集が、
  出て来ないという、この体たらく。

   いかに音楽とは無縁の怠惰な生活を
  送っているかという事の表れですね。

   それでも今朝は、以前よく聴いていました、
  NHK FMの 「朝のバロック」を聴いてみたり・・

   ちょっぴり学生時代を懐かしんでいる私がいました。
  でも、懐古趣味はそこまで。

   相田みつをの詩のように、自然体で行こうと思います。
  風に吹かれるまま気の向くまま・・。

涼やかな “和” の心

2007-07-11 16:23:19 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編




   今日は、珍しく朝から
  断続的な雨が
  降り続いていました。

   でも、やはり・・と言いますか、
  お昼前には雨は上がり、
  今現在は、もう降っていません。
  今にも降りそうな重い空なのですが・・。

   掃除をしていると、何やらヒラヒラ・・。
  何かと思って、取り上げてみますと・・。

   それは、ふと目に止まって切り抜いて置いた、
  新聞記事でした。 (6/21日付のエッセー) 
  触りを少々、抜粋するとしましょう。

 





   “「真夏とは言ひながら、
  お日様の傾くに連れて流石さすがしのぎ良くなる」 時分、
  主人あるじは仕事から帰って庭に打ち水をした後、
  銭湯でひと風呂浴び、縁側で晩酌。
  黒塗りの膳に置かれたあじの塩焼きには、
  穂たでがあしらわれている。
  座敷のランプが、薄く忍び寄る闇を照らす。
  「さぞ、お疲労つかれでしたろう。」 
  と、ねぎらいの言葉をかける妻。
   次いで出て来た熱々のしぎ焼きにご機嫌の主人。・・・”


 


   ざっと、こんな調子です。
  これは、幸田露伴の短編、『太郎坊』 の一節とか。
  明治33年、今から100年以上前の小説です。

   この描写から私が連想したのは、
  映画 『武士の一分』 の木村拓也と壇れい。

   誰もが認める美男美女ですから何をか言わん、
  といった所ですね。

   でも、何とも温かい、
  ほのぼのとした気持ちにさせられます。

   そして、クーラーも何もない、
  知恵を絞った省エネの 「日本の夏」。

   縁側、風鈴、簾(すだれ)、
  妻がそっと主人を扇いでいるであろう、団扇(うちわ)・・。
  想像するだけで、涼やかな気持ちになります。

   となると、当然、今日のティータイムは、“和” で・・。
  帯をテーブルセンターに、和の器を並べて・・。

   こんな遊び心は、アンの影響ですが、
  奇しくも時を同じくしての日本の小説も素晴らしいですね。

   そして勿論、この小説、
  『太郎坊』 も読んでみたくなりました。

   そうそう、今日のカップは、「益子焼」 です。
  宇都宮からバスに乗ること1時間。
  実際に現地で買い求めた物です。

   バスから降りたのは、私達だけでしたのに、
  着いたら人が一杯で、一体、どこから集まって
  来たのか不思議に思ったものです。