【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

アンティークな風

2007-07-19 16:40:23 | ちょっとアンティーク
   高原の朝のような冷気に包まれた今朝も、
  庭の木々や草花、路面は、
  しっとりと濡れていました。

   久し振りに朝から太陽が
  顔も出し・・。

   そよそよと風が吹き、
  本当に気持ち良い朝でした。
  でも、流石日中は、暑くなって来ました。

   そして今日も・・。
  連日、トンボのお出ましです。

   今朝は、まだ蕾のカンナの花に・・。
  トンボは、カンナが大好きなのですね。

   今日は、いつにも増して、
  長い事、ここにこうしていました。
  何だかこちらを向いて笑っているようです。



   さて、こちらは
  随分昔の扇風機です。

   ただ惜しむらくは、
  以前の 炭火アイロン と同様に
  私がペンキを塗ってしまった事。

   後悔しましたが、いずれも後の祭りです。
  どうせなら、黒にすれば良かったなんて・・。
  そうそうこれは、ナショナル製です。

   日本の夏は、自然の風、団扇、扇風機、
  そしてクーラーと・・
  涼を求めて変遷して行きました。

   扇風機は、今でも使われていますが、
  思えば今回の地震では、こんな扇風機の似合う、
  漆喰壁の残る古い民家が、犠牲になりました。

   そこで思い出すのが、
  京都府美山町の茅葺屋根の民家です。
  (同様の白川郷は、特に有名) 

   国の 『重要伝統的建造物群保存地区』 
  に指定されているのですが、
  “茅葺屋根は、軽いので地震に強い” のだそうです。
  そして、夏涼しく、冬暖かい・・。

   先人の知恵と言えますが、今では維持費も高く、
  空極の住居となってしまいました。
  茅を葺く職人の方も少ないでしょうね。

   私が美山に出掛けたのは、もう4年前になりますが、
  辺り一面、コスモスが咲き乱れていたものです。

   それが何ともしっくりと合って、
  ほっと出来る懐かしい空間でした。

   話が前後しましたが、
  この扇風機、結構涼しい風が吹きます。

   「三丁目の夕日」 の頃? の物だとしたら・・
  これでも十分だったのかも知れません。

   でも、今時珍しい鉄製で、
  信じられない程、重い扇風機です。