【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

映画 「ピアノの森」~音楽はもっと自由でいいのだ

2007-07-26 19:28:40 | 映画の香り
   こちらは、梅雨が明けた途端に暑くなりました。
  「日本の夏」 は、本当に蒸し暑いですね。

   それでもまだ高気圧は、
  ピタッと張り付いておらず、入道雲モクモク
  というような本格的な夏ではないのだとか。
  もう十分暑いのですが・・。

   そんな中、久し振りにアニメ映画 
  『ピアノの森』 を観て来ました。

   券を頂いた事もあり、たいして期待もせず
  出掛けたのですが、しっかり感動して帰って来ました。
  
   これから音楽を志す子供達に観て貰えたら・・
  と、つくづく思ったものです。

   一言で言えば・・。
  かつて一世を風びした、天才的なピアニスト(阿字野 壮介)
  が手放し、森に捨てられたピアノ。

   そのピアノを玩具のようにして育ち、
  天才的なひらめきと感性を持つ少年。(一ノ瀬 海)

   そして、完璧な音をひたすら求め、
  「将来の夢はピアニスト」 と言ってはばからない
  少年(雨宮 修平)が、海 (かい) のいる
  田舎の小学校へ転校して来る事から物語は始まります。

   そして、その小学校の音楽教師が、
  かつての 「天才ピアニスト」 という設定です。



   全く対照的なピアノに対する二人の姿勢。
  でもそんな二人の間に芽生える友情。

   最初からコンクールに出演する事を目標にしていた少年と、
  ひょんな事から、出演する羽目に陥ってしまった少年。
  複雑な心の軌跡(特に修平少年の)をも、描きながら・・・。

   でも、「全力で勝負する。
  それが、最低限の礼儀だと思う。」 
  と、コンクールに出る事を渋っていた海に、
  出演を勧める修平。

   最初は、コンクールに則った、演奏をしていたけれど・・・
  「お前らのK.310なんて・・返してやる!!」 と、
   結局自由気儘に弾いた海。結果は・・・ ?



   ~と、気になる所ですが、結構自分自身の経験と
  重なる所もあり、真剣に観ていました。

   このピアノに関しては、必死で練習して自分の音を
  求める修平に、なぜか親近感を持ってしまいます。
   
   と言って、自分が修平に似ているというのでもない
  のです。中途半端なせいだったからかも知れません。

   そうそう、赤と白の薔薇、いつ咲いたのか・・。
  朝、気付きませんでしたのに、
  帰ったらこんなに開いていました。