【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

儚き花の香り

2007-07-24 17:35:54 | ハーブと香り雑学
   今日は、朝から青空となりました。
  それも爽やかな高原の朝のような
  雲一つない空です。

   そして今日は、
  今年初めての蝉の鳴き声も・・。

   朝8時少し前から
  ひとしきり鳴き始めました。

   時間にすると、
  ほんの5分位だったでしょうか。

   それは、いよいよ夏本番が、
  間近に迫った事を感じさせてくれます。



   折しもこちらは、今日梅雨明けしたようです。
  そして、庭に出ると・・もうすっかりお馴染みに?
  なったトンボが、どこからかヒラヒラ・・。

   「お早う!」 と、声を掛けると、
  今日はラベンダーの花に。

   カメラを取りに戻って来るまでちゃんと同じ場所で、
  待ってくれてもいるのです。

   もう、こんなトンボとは、大の仲良し? です。
  (冒頭の写真は、午前11時の空)

   それにしても、何だかこの写真・・
  トンボとラベンダーの花、
  仲良く見つめ合っているようですね。
  微笑ましい光景・・。
  








 




  今日は、久し振り、ポプリの香り付けをしました。
  いつものように薔薇を主役に、シナモン、クローブ等を混ぜます。

   本当は、自然の花の香りがいいのでしょうが、
  最近は、花本来の香りがなくなっているのですから、
  仕方ありませんね。

   結構、沢山花びらを集めたつもりですが、
  いざ、香り付け・・となると、意外に少なくなっている事に
  気付きます。(乾くと、生の3分の1に)

   こうなると・・あらゆる花が、ポプリ材料になります。
  果物の皮から果ては、ドクダミの葉っぱさえも・・。

   私は、使わないのですが、れんげや、たんぽぽの綿毛の付いた
  ままの物まで・・何でもあり、の世界です。
  でも、かさを増やすには持って来いですね。

   アンの時代に思いを馳せると、以前にも記しましたが、
  どうしても 『アンの夢の家』 のジム船長 に、行き着きます。

   



   “ジム船長は沢山の貝殻と
  砂丘へ散歩に行った折に見つけて来た甘草の束を
  アンに届けに来たのだった。”


   「これは、今じゃ全く少しになりましたでな。
  わしの子供の頃には、どっさりあったものですが ――
  こちらで探している時は駄目ですて ――
  甘草の事など考えもせずに砂丘を歩いている――
  急に空中にいい匂いが立ち込めている――
  足の下に甘草を踏んでいた、という具合です。・・・・・」
  
                                 【「アンの夢の家」 第18章】

 




   アンの時代でさえ、手に入れられにくくなったという甘草。
  でも、そんな美しい習慣がポプリなどの、
  こんな形で残っている事に、幸せを感じます。