今日は、珍しく朝から
断続的な雨が
降り続いていました。
でも、やはり・・と言いますか、
お昼前には雨は上がり、
今現在は、もう降っていません。
今にも降りそうな重い空なのですが・・。
掃除をしていると、何やらヒラヒラ・・。
何かと思って、取り上げてみますと・・。
それは、ふと目に止まって切り抜いて置いた、
新聞記事でした。 (6/21日付のエッセー)
触りを少々、抜粋するとしましょう。
“「真夏とは言ひながら、
お日様の傾くに連れて流石に凌ぎ良くなる」 時分、
主人は仕事から帰って庭に打ち水をした後、
銭湯でひと風呂浴び、縁側で晩酌。
黒塗りの膳に置かれた鯵の塩焼きには、
穂蓼があしらわれている。
座敷のランプが、薄く忍び寄る闇を照らす。
「さぞ、お疲労でしたろう。」
と、労いの言葉をかける妻。
次いで出て来た熱々の鴫焼きにご機嫌の主人。・・・”
ざっと、こんな調子です。
これは、幸田露伴の短編、『太郎坊』 の一節とか。
明治33年、今から100年以上前の小説です。
この描写から私が連想したのは、
映画 『武士の一分』 の木村拓也と壇れい。
誰もが認める美男美女ですから何をか言わん、
といった所ですね。
でも、何とも温かい、
ほのぼのとした気持ちにさせられます。
そして、クーラーも何もない、
知恵を絞った省エネの 「日本の夏」。
縁側、風鈴、簾(すだれ)、
妻がそっと主人を扇いでいるであろう、団扇(うちわ)・・。
想像するだけで、涼やかな気持ちになります。
となると、当然、今日のティータイムは、“和” で・・。
帯をテーブルセンターに、和の器を並べて・・。
こんな遊び心は、アンの影響ですが、
奇しくも時を同じくしての日本の小説も素晴らしいですね。
そして勿論、この小説、
『太郎坊』 も読んでみたくなりました。
そうそう、今日のカップは、「益子焼」 です。
宇都宮からバスに乗ること1時間。
実際に現地で買い求めた物です。
バスから降りたのは、私達だけでしたのに、
着いたら人が一杯で、一体、どこから集まって
来たのか不思議に思ったものです。
と言っても、出張で行ってたんですけどね。
向こうで一軒家を借りて行ったり来たり。
窯元に出入りしていました。
2~3年は東京と半々の生活でした。
益子焼のお祭り(何て名前だったかな~~@@;)、
も出店を頼まれて出してました。
カキ氷とか苺ジュース、ラーメンに串団子、、、。
自然がいっぱいで楽しかったですよ~。
寿司屋さんで美味しいトコがあります^^v
コメント、有り難うございます。
益子にいらした事があるのですね。
私が行ったのもその頃ですので、ひょっとしたら、
どこかで擦れ違っていたかも知れませんね。
旅行者ですので、共販センターだけで終わったのですが、
窯元なんて聞くと、心がワクワクして来ます。