【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

時空を超えて~映画 『地下鉄に乗って』

2006-10-27 22:56:20 | 映画の香り
   今日も秋晴れの下、
  映画 『地下鉄に乗って』
  を観て来ました。

   予定通りの行動・・
  と言いたい所ですが、
  色々と雑音が入って。

   今日に至る迄、ちょっとした
  心の逡巡がありました。

   “いつもの地下鉄を降りると、
  そこは昭和39年の東京だった―。” 

   レトロ大好きな私のこと。
  このキャッチコピーに惹かれたのは、
  言うまでもありません。

   それに私自身、なぜか地下鉄に潜在的な恐怖感、
  (穴に引きずり込まれるような感覚)を
  抱いていたこともあり、タイムスリップにも
  全くと言っていいほど、違和感などありません。

   そしてあの映画、『三丁目の夕日』 の
  堤真一と来ているのですから、期待は膨らみます。

   (因みに 『三丁目の夕日』 には、
  それはそれは感動しました。)

   でも・・セットは貧弱、
  最後も私の好きなハッピーエンドではありませんでしたし、
  ストーリーも暗かったし・・で、
  残念ながら今回は感動、とまでは行きませんでした。

   原作を読んでいないので、何とも言えないのですが、
  やはりこういう作品は、映画にするには
  無理があるのでしょうか。
  ストーリー的にも色々矛盾が出て来て・・・。

   でも同じように矛盾があった、
  映画 『イルマーレ』 には、
  至極寛大になれたのですから、人間って、面白いですね。

   しかしながら、原作がしっかりしているからこその、
  何気ない会話の中に、心に残る言葉もありました。

   例えば・・・。
  「お母さんの幸せと私の愛した人の幸せを
  秤にかけてもいいですか。」 
   

   親っていうのはねえ、
  自分の幸せを子供に望んだりしないものよ。」
等など・・・。

   そうそう、私の隣に座っていらした
  スーツ姿のサラリーマン風の方、
  初めから終わりまで、ずっと居眠り。

   感動するしないは兎も角、テンポも速く、
  それなりに画面には、釘付けになった筈なのですが・・。
  余程、お疲れだったのでしょうね。






   帰り途、リラ版 「輝く湖水」 で、
  オレンジに染まった、雲一つない
  黄昏の空を撮ってみました。

   今月30日は 「上弦の月」。
  空には三日月がぽっかり。

   (生憎、月は写っていません)
  “秋の夕日に、照る山紅葉・・”~♪
   思わず鼻歌が・・・。