【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ある秋の日の光景

2006-10-10 21:10:47 | 四季のスケッチ
  

 





   今日も日本晴れとなりました。
  それも吸い込まれそうな青空です。

   特に今日のそんな朝は、
  アン のこんな言葉を借りた方が、
  ぴったり来るかも知れません。

 




   “紅と金色で照り映えた10月の朝だった。
  紫水晶や真珠や銀や薔薇や、
  くすんだ青色やを救い上げさせようとして、
  秋の精が張り渡した網かと思われた。・・・”


 



   そう言えば、朝のゴミ出しの時、
  空ばかり見ていて丁度、登校中の一人の小学生に
  ぶつかりそうになってしまいました。

   その男の子、時折出会うのですが、
  いつも下を向いていて、ゆっくり、ゆっくり・・
  まるで亀のような歩の進め方なのです。

   そして背中のランドセルも、とても重そうで、
  つい、“学校に行きたくないのかな!?”

   ~なんて・・思ったりしたものです。
  今日もそうでした。

   花殻を取ったりして・・
  結構、時間は経ったと思うのですが、
  振り返って見た彼の姿は、
  まだ僅か数十メートル先でした。

   ところで、昨夜もお月様、とても綺麗でした。
  6日が十五夜でしたから、昨夜は18日の月、
  『居待月(いまちづき)』 ですね。
  座って待つのだそうです。

   今夜は 『寝待月』 で、寝ながら待ち、
  明日が 『更待月(ふけまちづき』 で、
  夜も更けて出て来るからとのこと。

   そのせいか・・今夜は、
  まだその姿を現していません。

   満ちる月にはこうした名称がないのに、
  欠ける月にこうしてあるのは、
  これが人間の常だからなのでしょう。

   衰え行くものには、
  寂しさを感じるのかも知れません。

   丁度、季節は秋。
  春が始まりとしたら、秋は終わり。

   先日の新聞にも 
  “ある年齢から季節に人生という
  一幕を与えるようになった・・” 
  ~という記事も・・・。

   写真は、青空を背景にした蕾の紅い薔薇と
  先日買って来たセージです。

   セージは増えに増えて、
  硝子のこれも青い瓶に挿しました。
  写真ではちょっと背景が、イマイチですが・・・。