今日も日本晴れとなりました。
それも吸い込まれそうな青空です。
特に今日のそんな朝は、
アン のこんな言葉を借りた方が、
ぴったり来るかも知れません。
“紅と金色で照り映えた10月の朝だった。
紫水晶や真珠や銀や薔薇や、
くすんだ青色やを救い上げさせようとして、
秋の精が張り渡した網かと思われた。・・・”
そう言えば、朝のゴミ出しの時、
空ばかり見ていて丁度、登校中の一人の小学生に
ぶつかりそうになってしまいました。
その男の子、時折出会うのですが、
いつも下を向いていて、ゆっくり、ゆっくり・・
まるで亀のような歩の進め方なのです。
そして背中のランドセルも、とても重そうで、
つい、“学校に行きたくないのかな!?”
~なんて・・思ったりしたものです。
今日もそうでした。
花殻を取ったりして・・
結構、時間は経ったと思うのですが、
振り返って見た彼の姿は、
まだ僅か数十メートル先でした。
ところで、昨夜もお月様、とても綺麗でした。
6日が十五夜でしたから、昨夜は18日の月、
『居待月(いまちづき)』 ですね。
座って待つのだそうです。
今夜は 『寝待月』 で、寝ながら待ち、
明日が 『更待月(ふけまちづき』 で、
夜も更けて出て来るからとのこと。
そのせいか・・今夜は、
まだその姿を現していません。
満ちる月にはこうした名称がないのに、
欠ける月にこうしてあるのは、
これが人間の常だからなのでしょう。
衰え行くものには、
寂しさを感じるのかも知れません。
丁度、季節は秋。
春が始まりとしたら、秋は終わり。
先日の新聞にも
“ある年齢から季節に人生という
一幕を与えるようになった・・”
~という記事も・・・。
写真は、青空を背景にした蕾の紅い薔薇と
先日買って来たセージです。
セージは増えに増えて、
硝子のこれも青い瓶に挿しました。
写真ではちょっと背景が、イマイチですが・・・。