到着した晩アンが部屋に行ってみると、 リンド夫人 の心づくしの春の花の 見事な花束が置いてあった。 (中略) リンド夫人が鈎針で編んだ幅広のレースの 飾りの付いた枕にはしみ一つなかった・・・ 床に敷かれたマリラの手製の敷物・・・ 遠い以前のここでの初めての晩、 泣き泣き眠りついた、 小さな孤児の平らな額を映した鏡などを、 アンはいとおしげに眺めた。 【「炉辺荘のアン」 第1章】 |
重い空で明けた今朝。
起床時には路面が濡れていましたから雨が降ったのでしょう。
程なくして太陽も顔を出し、青空も戻って来ましたが、
今日も引き続き不安定な天気になっています。
時折、パラッと来て。
おまけに昨日の暖かさから一転して日中も寒くなりました。
ただ午後も遅くなって、やっと安定して来ました。
【手描きのポット & カントリーなカップ】
前回の開店は、つい昨日のような気もしますが、
それでもおよそ1週間になろうとしているのですね。
『カフェ 「薔薇の詩(ポエム)』 の開店と致しましょう。
実は例に洩れず、しまい込んでいた、
カントリーグッズが何点か出て来ましたので。勿論、ここでは初登場です。
となれば、リンド夫人 の部屋? に直行です。
今の私には少々、可愛い過ぎて趣味に合いません。
でも、これこそアン気分・・かも知れませんね。
いつものセピア色の部屋から少しだけ・・?
ほんのりピンクの部屋になったでしょうか・・。
広げている本は勿論、アンの本。
【夢見る旅 「赤毛のアン」 ~ 文春文庫ビジュアル版】
庭からは今、満開の匂い菫を摘んで来ました。プ~ンと甘い香り。
リンド夫人の花束も菫だったのかも知れませんね。
大層良い香りなのですが、どちらかと言えば、
三色菫の香りの方が好きな私です。
でも、菫の花束は大歓迎ですけれど。
そうそう、一昨日もチラと登場した桜の香りの蝋燭。
そろそろ桜の季節ですので、桜の花びらを象(かたど)った
受け皿と共に再び登場です。実は、お茶も 「桜紅茶」 なのですよ。