・・・そしてその又向こうには あたしの青い丘があります。 それに 『嵐の王』 という名前を付けました ―― (中略) たまには1人でいる事は良いものですわね。 風 があたしの友となってくれるでしょう。 風 はあたしの塔の周りで泣き叫び、 吐息をつき、低い声で歌います。 冬の白い風、春の 緑の風、夏の 青い風、 秋の 真紅の風、四季を通じての 烈風 ―― 「御言葉を行う嵐」。 【「アンの青春」 第6章】 |
昨日とは打って変わって厚く垂れ込めた重い空で明けました。
瞬間、寒い! ~なんて思ったものですが、
温度計は意外にも高い気温を指し示しています。
天気予報によれば、今日は低気圧が通過し、
台風並みの強い風が吹くとの事。それは爆弾低気圧とも。
という事は 「嵐」。
『アンの世界』 では、すっかりお馴染みの嵐ですが、
私の住んでいる場所は、風には強い場所。
今日も至って静か。
でも、本当の意味の 「嵐の前の静けさ」 だったようです。
午後になりますと・・あれは何時頃だったでしょう・・?
見る見る間に暗くなり、バケツの底を
ひっくり返したような雨と強い風。
その上、雷も。
ただ、ほんの僅かな時間でしたので助かりました。
その後、青空に。
しかしながら風は、南風から西風に変わり今も吹いています。
さて、こんな風に荒れた日。
『アンの世界』 に
思いを馳(は)せる事に
致しましょう。
今日は何冊かある、
アン関係の雑誌の中から
1冊を取り出しました。
やはりキルトが多いですね。
美しい 『アンの世界』 ですが、
それも5月頃から10月頃まで。
何分にも厳しい気候ですから
冬は家の中に閉じ込められます。
その中で、人々はキルト作りに
励んだと言われています。
「キルトビー」 は、
(大作を何人かで
一緒に仕上げる集会)
これも 『アンの世界』 では
お馴染みの光景。
でも、これも今では、
衰退の一方だとか。
どこの世界も同じなのですね。
そうそう、ライティングビューローの棚に、
土物の珈琲カップを並べてみました。
【既に 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 で紹介済み】
今、気が付いたのですが、『アンの世界』 には合いませんね。
でも私は、やはり土物が好き。呼吸する土の力に癒やされますから。