・・・道を折れるごとに何かしら爽やかな 春の香が顔を打った・・・匂い羊歯・・・ 樅の香油・・・耕したばかりの畑の健康的な 香り、カーテンのように桜の咲き誇る小道 あり、 草深い古い原にはこの世に踏み出した ばかりの小さな蝦夷松が一杯草の葉陰に うずくまる妖精のような格好をしていた。 【「炉辺荘のアン」 第2章】 |
今日も概ね晴れの天気になりました。暖かさも一緒です。
そう言えば、昨日のブログのお天気下り坂云々(うんぬん)・・。
1日、勘違いしていました。
お天気の崩れは、今日遅くからでしたね。
ところで朝のお天気ニュースでの事。
「明日の雨は、花散らしの雨になるかも知れません」
“エッ、嘘!?”
慌てて二階に上がって里山を見ましたら、
全山ではありませんが、ほんのりピンクに染まって
いるではありませんか。連日の暖かさで一気に開花したのですね。
【桜のアーチの小径】
つい昨日の事、友人にさえ、
「まだピンクに染まっていないわよ」
~なんて、ゆっくり
構えていましたのに。
この金曜日、友人が都合悪くて
お花見は来週に延期したばかり。
大丈夫かしら!?
そんなこんなで急遽(きゅうきょ)、
カメラ片手に桜だけ眺めて来ました。
ただ山に登るのは止しました。
入口の桜が七分咲き程度。
上は、まだ余裕があるのでは・・
と思ったものですから。
でも、これこそ、
希望的楽観かも知れませんね。
それにしても下は、一体いつの間に・・
と思うほど。満開ではありませんか。
ただ、薄日は射しているものの、空は真珠色。
花曇りの空には、(美しい言葉ですけれど)
淡いピンクの桜は合いませんものね。