・・・憤慨し傷つけられた思いで家に帰った。 しかし東屋の段々に座り、 ジミーさんが育てた大輪の紫色の 三色菫 をじっと見つめて5分もしたら、 腹立たしさがすっかり消えてしまった。 誰でもほんの暫く 三色菫 を眺めていれば、 怒っていられなくなる。 【「エミリーはのぼる」 第2章】 |
雨こそ降っていませんが、すっきりしない天気になっています。
今日も暖かくなりました。そんな中・・。
春ですね、勢い良くツンツンと新芽を伸ばしているのは、
薔薇、チューリップ、ヒヤシンスなど。
殊(こと)にこの秋、挿木したばかりの薔薇(白い貴婦人)が、
意外にも元気が良いので、嬉しい悲鳴を上げています。
ただ先週、苗木で届いたリラの樹は、
全くそのままの状態で鎮座しています。
何と言ってもリラの樹には振られっ放しですもの。
振られても追いかけるのが人間の常のようで・・
典型的な片想い。何だか情けなくなりますが、仕方ありません。
さて、“ちょっと頭を ヒヤシンス ”、“ちょっとおかずが アマリリス ”
~ならぬ、ブログネタに、“困った時の 三色菫 ”・・?
今日も菫を取り上げます。
私は、パンジーより 「三色菫」 の呼び名が好き。
そして綴り方。薔薇は断然漢字ですが、菫は漢字、平仮名共にいいですね。
どちらかと言えば、この菫こそ、平仮名だと思うのですが、
最近の平仮名偏重主義に少々、嫌気がさしていますので漢字を。
菫こそ、とんだ、とばっちりを
受けて可哀想ですけれど。
ところで三色菫って、
見方によっては、人の顔に
見えるものですから面白くて。
「不思議の国のアリス」 では、
ディズニーがこの三色菫を見事に
擬人化していますものね。
今日の引用文ではありませんが、
見つめていると確かに癒やされます。
おまけに香りにも。
この三色菫、探せば香り付きの
ものも結構ありますものね。
苗の場合、必ず香りを嗅いで、
香り付きのものを求めるように
しています。
傍(はた)から見ますと、
ちょっと変な人・・でしょうけれど。