【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

青色夢吐息

2012-03-10 16:51:18 | 香る庭の花綴り





「亡くなった妻はいつも、春を迎えるのに
ロンドンほど素晴らしい所はないと
言っていましたっけ。
木々の若芽、アーモンドの木。
そのうちに ライラック が咲く。
煉瓦とモルタルのくすんだ壁を背景と
しているために、その美しさが
一層、大きな意味を持つのだと。
田舎では全てが雑然と起こる。
それに周りがあまりにも広々としているから、
つい心して見る事がまれだ。
しかし、郊外の家の庭には、
一夜にして春が来るって」
                【A・クリスティー著「娘は娘」】 


   昨日の雨は上がり、やっと太陽のお出ましとなりました。
  ただ一気に・・とは行かないようで、午前中は少々遠慮気味。
  
   いいえ、奥床しいのですね、庭の菫のように。
  青空が戻って来たのは、お昼近くになってから。
  今では淡い水色の空に真っ白い雲が浮かんでいます。

   菫と言えば、沢山の種類がある事で知られていますが、(60種)
  早い話がパンジーだってヴィオラだって皆、菫の仲間。
  ひっくるめて大好きです。   


【「蔓日々草(ツルニチニチソウ)」】



   菫に続き今年初めて綻んだ青い(紫)花は、「蔓日々草」。
  例年に比べて随分、遅いですが花芽を付けていますから、
  これから続々、咲くでしょう。

   そして 「リラの樹」。
  今年も、こうして新芽を出しましたが、花はいかに・・。
  その待たれる花色は白なのですけれど。

   そして、もう1本。一昨日、生協よりリラの苗木が届きました。紫色。
  このリラを植える事、3回目。

   1本目(白)は、前述の通り未だに花が咲きません。
  2本目(紫)は、北側に植えて失敗。
  
   果たして3度目の正直となるでしょうか・・。
  尤も2、3年は待たなければなりませんけれど。
  焦っても仕方ありませんね。気長に待つ事に致しましょう。

   ところでリラの樹は、日当たりを好むのだそうですね。
  元々、寒さに強い樹だとの事。そればかりか暑さにも。

   この樹は、北国に咲きますから寒さを好む樹だと思っていたのですが、
  寒さに強いから北に植えられたようです。大いなる勘違い。
  
   ですから東南に植えて正解だったのですね。
  花が咲かないのは、他に原因があるのでしょう。
  いいえ、まだ咲く時期ではなかった・・そんな風に思う事に致します。