【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

虹色のシルエット

2012-03-01 17:17:27 | 香る庭の花綴り






春も初めであった ――
恐らく1年中で1番
見栄みばえのしない季節であろう。
夕日の光でさえこの活気のない、
じめじめした、重苦しい風景に
色彩を添える事は出来なかったし、
溶けかかって黒ずんでいる港の氷の
醜さを隠せなかった。
生ある物の姿は一つとして見えず、
ただ大きな黒いからすが1羽、
鉛色の原の上を飛んでいるだけだった。
              【「アンの夢の家」 第29章】


   一応、日の出を見た今朝。
  でも昨日の、そろそろ黄昏に近い空の、
  澄み切った青さを見た私は、
  “今日は、いい天気!”
  と、信じて疑わなかったものです。

   それだけに太陽が顔を出していると
  言いますのに、
  白い空にちょっとがっかり。
  
   と言うより呆気に取られた・・
  と言った方がいいかもしれません。
  
   いいえ、こんな事を言っては
  いけませんね。
  太陽には感謝しなければ。

   さて、今日から3月。
  3月の声を聞けば、いよいよ春ですね。
  
   今日は昨日以上の暖かさと
  なりました。おまけに今日の引用文。
  
   あの 『アンの世界』 が、
  “3月は、1年で1番見栄えのしない季節”
  ~なんて。
  
   アッ、そうそう11月もそうでしたね。“11月は1番嫌な月” でしたもの。
  そんな中、今日の小さな幸せ。
  
   あれは去年の秋だったでしょうか、何気なく・・
  本当に何気なく、リラ版 「白い貴婦人」 の薔薇の枝を土に挿したのは・・。

   今日、その枝がしっかり根付いて、新芽を付けていました。
  しかもこの枝は、薔薇の花としてしっかり観賞させて貰った上に、
  花びらはポプリとして今も活躍してくれています。

   これ以上にない程、役に立ってくれましたのに、今度は再生。しかも3本も。
  今年、花が咲くかどうか分かりませんが、大切に見守って行きたいと思います。

   そう言えば、またもや再放送のドラマ。何と言うタイミングでしょう。
  ここまで記した処で、いきなり聞こえて来た、水谷豊の声にドキッ!
  (何だかテレビばかり見ているようですけれど)
  
   「薔薇はたくましいですね。踏まれても・・・
  (中略)・・・誇り高く芽を伸ばす・・」
   


   でも、本当にそうですね。
  夏の暑さにも平気なら冬の寒さも、ものとしないのですから。   


   そしてこちらは、ゼラニウムの葉っぱ。
       家の中から見ると、
    まるで赤い花が咲いたようです。

   そう言えば・・間もなく雛祭り。
   ぼんぼりが灯っているようにも。  

    とりわけ寒かった今年の冬。
      それでも寒い戸外で
      頑張ってくれました。

   ついこの間まで咲いていた花ですが、
      さすがにここに来て、
    萎(しお)れてしまいましたが・・。

    でも、もう少しの辛抱ですね。
      春は、すぐそこまで。
   今年も又、美しい花を咲かせて下さいね。