【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

あなただけを見つめて・・ ~ 小さな花の呟き

2011-10-14 16:03:58 | 路傍の花~道草

【水引草】



【「犬蓼(イヌタデ)」】


「あたしはいつも誰かが
必要 とするような人間になりたいわ」
アンはダスティー・ミラーに向かって話しかけた。

「ねえ、ダスティー・ミラー、誰かに 幸福
与える事が出来る事も素晴らしいわ・・・」
                【「アンの幸福」 最初の1年】


   午前中は何とか小康状態を保っていた空。
  午後からは本降りになりました。

   久し振りの雨のような気もしますが、今満開の金木犀、
  この雨で、その花びらを散らすかも知れませんね。

   さて、拙庭では今、「水引草」 が盛んです。
  【先日】 は、ちらほら・・だったものが、こんなに。

   尤もこの水引草、先日は名前の知らない花・・と紹介したばかり。
  それと言いますのも、これも小さな紫紅色の花が穂状になって咲く、
  「犬蓼(イヌタデ)」 を水引草だと、すっかり勘違いしていましたから。

   それにしても、こんな可憐な花が 「イヌタデ」 なんて。
  今に始まった事ではありませんが、名前の事では相も変わらず憤慨? しています。
  
   犬の付く言葉には、「犬死に」(無益に死ぬ事)、「犬も食わぬ」(誰も好まず相手にしない)、
  「犬に論語」(道理を説いても益がない)等など・・。
  ろくな例はありませんものね。

   又、たで食う虫も好きずき」 の諺からも分かるように、
  蓼だって辛味のある柳蓼(ヤナギタデ)を食し、
  この「犬蓼(イヌタデ)」 には見向きもしないのだとか。

   それなのに・・この花は、どこまでも一途で献身的です。
  花言葉に至っては、「あなたの役に立ちたいのです」
  何という自己犠牲に満ちた? 花なのでしょう。何だか哀しくなります。
  
   上記の アン の言葉を連想したものです。
  兎にも角にも野の花の名前には、一喜一憂させられます。


【花は小さくても存在感のある 「チェリー・セージ」】