【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

今日は秋彩御膳

2011-10-26 16:28:56 | 四季のスケッチ

【上から 「柿」・「セージ」・「藜(アカザ)」 の葉っぱ】


【「半夏生(ハンゲショウ)」】

 
【ドクダミ】 





空中には魔術が漂っていた。
かえでの枝越しにちらっと港の青い海が見えた。
芝生に垂れ下がる柳は
柔らかに降り注ぐ黄金の雨のようだった。
広大な空の庭園が弧を描く下には豊饒な土地が、
信じ難いほどの色彩、まどかな光と
伸びる影の土地が秋を一人占めにしていた。
                   【「炉辺荘のアン」 第28章】
 




   
【インウォールクラータ】
 

   昨日以上の重い空で明けた今朝。
  逆に日中は良いお天気。
  青空が広がっています。

   青い空に白い雲がポカン、ポカン。
  それは夏の空と何ら、
  変わりないように見えますのに・・。

   典型的な11月の空。
  寒々しいと申しますか、
  枯葉が舞い散る頃のような。

   と言っても昔の11月ですが・・。
  ここ何年か11月は暖かかった
  印象しかありませんから。

   昨日の天気予報通り、
  今日は10度近く下がった気温。

   でも、その心構えがあったせい
  でしょうね、それ程には感じません。

   この事からも予報の必要性、
  大切さが分かります。

   とは言え、10月は今日を含めて後6日。
  せいぜい満喫すると致しましょう。

   さて、こちらの世界は 『アンの世界』 のような風景描写になるには、
  もう少々の時間が必要なようです。
  
   それでも庭には、沢山の秋がこぼれています。
  今日は、その秋がご馳走です。題して 「秋彩御膳」。

   それにしても葉っぱの色。
  柿色、栗色、芥子(からし)色、朽葉(くちば)色・・そして支子(くちなし)色。
  まるで、パレットの中のよう。

   でも、これらの葉っぱは・・
  誰が付けたのでもない、自然の色なんですものね。

   この自然、今年は大きな厄災をもたらしましたが、
  私達人間は、この自然に対して敬虔(けいけん)な
  気持ちを持つ事をいつの間にか忘れていたのかも知れませんね。