【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

清楚なヒロイン

2011-10-01 15:18:55 | 薔薇の追憶















この 10月 は風がよく吹いた。(中略)
こけももの繁みは緋色に変わり、
枯れた羊歯しだは深い赤褐色をしていた。
納屋の裏のうるしの葉が赤く燃え、
上グレンの乾いた収穫畑のあちこちに
緑の牧場が点在しているのが見えた。
芝生のエゾ松のある隅には
金色や赤褐色の菊が咲いている。
りすは至る所で喜ばしげにお喋りをし、
無数の丘でこおろぎが妖精たちの踊りのために
バイオリンを弾いていた。
                 【「炉辺荘のアン」 第29章】





   10月最初の今日は、
  こんな縞模様の空で明けました。

   昨日は半日だけの雨。
  丁度良いお湿りだったようです。

   しかしながら、
  その雨が上がる頃から
  俄かに気温の低下。
  いよいよ本格的な秋に突入ですね。

   さて、晴れとなりますと、
  私はどうしても戸外と室内の
  優劣に逡巡。

   お天気が良いとじっとしていられない性分・・
  というのも、さにあらず、私は家の中でごそごそするのも大好きなものですから。







   それにどうしても先日の黒レースの
  肩掛けマントが気になって。(縁レース)

   (それは本の通りなのですが、
  あまりにも質素? な気が・・)

   時にはシンプルなものも良いですが、
  やはりレースらしい縁飾りにしたい・・
  という欲求が抑えられなくて。

   結局、室内の誘惑に
  負けてしまったという訳です。

   そんなこんなで。
  今日も薔薇で引っ張ります。

   昨日は、まだまだ堅い表情だった薔薇。
  1日経つと、こんなに微笑んで。
  見ていて飽きません。

   ところで、気の効いた薔薇の詩でも
  ないかしら・・とゲーテ詩集を
  紐解いていましたら・・。
  こんな格言を見つけました。

   本当にそうだわ、その通り。
  妙に納得してここに記します。