【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

カップを遊ばせて

2011-10-16 16:50:56 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編






「あったかいうちにホットケーキを
もう一ついかが、ミス・マープル?」

「有り難うございます、ほんとに美味しい
ホットケーキですこと。
お宅にはいいコックがいますのね」

「ルイザは確かになかなか上手ですわ。
ただ忘れっぽいんですの。
ああいう子たちはみんなそうですけれど。
それにいつも同じプディングを作るんです・・・」
       【アガサ・クリスティー作 「スリーピング・マーダー」】


   昨日の雨空は一転して気持ちの良い秋晴れとなりました。
  今朝の空も靄(もや)がかかり、まるで春のよう。
  今年は秋なのに、こんな空が多いような気がします。

   ところで我家の金木犀は、昨日の雨で終わり。
  地面は、ちょっとしたオレンジの絨毯。
  
   でも、お向かいのお宅は、まだまだ咲いています。
  初めて香りを感じて2週間余り。今年は結構、長かったですものね。
  “有り難う” とお礼を言いたい心境です。




  
     さて、10日振りですね。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。
    先日の絵も一緒です。

     今日のカップも、私の大好きな土物ですが、
    こんな淡い色調のものになりました。
    ただ、光線の加減で若干、茶色っぽく見えますね。

     それでも、いつものベージュや茶色のものと比べますと、
    およそ土物らしからぬ代物です。
    
   それもその筈、このカップは桜をイメージしたものですから。
  今頃になって取り出して来るとは何とも季節外れですね。

   と言いますのも、しまい込んでいて、それでも何度か気付いた事も
  あったのですが、(今回もそうですが) いつも季節外れの時。
  
   そんな事もあって、その都度取りやめていたものです。
  あれよ、あれよ・・という間に何シーズンか経過。
  それなら・・と、季節外れにも関わらず取り出しました。

   “あらっ・・意外にいい感じ。。” 
  それに今は秋桜(コスモス)のシーズンでもあるのですから・・。
  お得意の勝手な理屈を並べるのだけは一人前。

   ペアのカップですが、淡いピンクとベージュという風に色も違っています。
  そして花びらをイメージした、受け皿&スプーンに注目。
  そう言えば、カップもそうですね。

   そうそう、アイスクリームは北海道江別市の町村農場のもの。
  自民党の町村元外務大臣の親戚なんだそうですね。
  濃厚だけれど、あっさりしていて? 昔懐かしい味です。

   それにしても、ミス・マープル のお茶シーン。
  コックにホットケーキやプディングを作らせるのですものね。
  
   「ルイザ、もう一つアイスクリームをお願いしますわ」
  ~なんて言いたい気分です。いいえ、シャーロッタ四世 かしら・・?