朝は、こんなに雲一つない空でしたのに、
今日は一日中、重い空になりました。
お日様もほとんど顔を出さず、いかにも冬らしい空です。
今頃は、冬枯れの時期ですのに、まだまだたっぷり。
それも紅葉した葉をたっぷり付けた木々に出会います。
そして道端には、コスモスも咲いているのです。
私は “冬ざれの野” なんて言葉が大好きなのですが、
最早、そんな景色に出会うなんて今や、虫のいい事なのかも知れません。
前述したように、空は冬空なのですが・・。
『冬ざれや 小鳥のあさる韮畑 (にらばたけ)/蕪村』
昔はこんな世界もあったのですね。
長閑な光景が浮かびます。
今日のコーヒータイムは、清水焼のカップで。
清水焼はさすが、お公家さんのお膝元だけあって、
洗練された意匠が施されています。
尤も、そう思って見るからなのでしょうが・・・。
元々、土物の備前や、立杭、唐津焼などが
好きだったのですが、最近になって、清水や萩、
久谷焼なども、いいな、と思うようになって来ました。
特に壺は大好きで、色々な形の壺を見ていると飽きません。
出したり、入れたり・・。
置き場所には、本当に困るのですが、
壺に囲まれていれば、幸せなのです。
話が逸れました。
今日のコーヒータイムは、先日の法事の引き出物の
お菓子があったりして、いつもより潤っています。
これも、大好きな堅いお菓子、“岩おこし”、“粟おこし”
なんて言うのもあるのですが、昔頂いた味覚とは、
微妙に違うのです。
あの味はやはり、“雷おこし” だったのでしょうか?
又、味を求めて、さすらいです。