2016.07.04(月)
今日は孫のお食い初め、百日のお祝いをした。孫のお父さんの都合で今日となった次第である。
お食い初め(おくいぞめ)とは、生後100日目、つまり歯が生え始める頃の赤ちゃんの行事で、赤ちゃんがこの先一生食べ物に困らないようにという願いをこめて食べ物を食べさせる儀式である。また、歯が生えるくらいに成長したことを祝う意味もある。
伝統に従った正式な献立は、一汁三菜の祝い膳で、内容は以下のようになっている。
1.鯛などの尾頭(おかしら)つきの焼き魚(地域によっては鯛でなく違う魚)
2.赤飯(地域によっては白ご飯、もしくは両方。
3.煮物
4.香の物
5.吸い物(すまし汁)
これらの食べ物と一緒に、丈夫な歯が生えることを願って、いくつかの小石を「歯固めの小石」として小皿に入れてお膳に乗せる。
この小石は古いしきたりでは、地元の神社(氏神)の境内から拾ってきて、儀式終了の後には境内へ納めるとされているが、河原や海辺(つまり水辺)の石を拾ってきて使ったり、小石の代わりに硬い栗の実を使う地域もあるようだ。また、しわがたくさんできるまで長生きするようにという願いを込めて、梅干を添える地域もある。この手の行事は本当に地域ごとに独特の風習がたくさんあるようだ。今回の祝い膳には梅干しが添えられていた。なお、二の膳に紅白の餅を五つ添えると、さらに本格的な祝い膳となる。
私は朝方、氏神様である花岡八幡宮に行き小石を拾ってきた(絵馬がある下辺りに白い玉砂利がある)。儀式が終わった後でお賽銭と共に返しに来た。
この献立を本当に赤ちゃんに食べさせるわけではないが、この時期の赤ちゃんはようやく離乳食になるかどうか、という時期なのでまだこれらを食べることはできない。「養い親」役の人が箸で食べさせるフリをするだけ。箸は1ヶ月のお宮参りの折り、八幡様で頂いたものを使った。
「養い親」は、かつては長寿にあやかるという意味で親族の長寿の方にお願いしていたようだが、現在ではおじいちゃんかおばあちゃんにお願いするケースが多いようだ。もちろんパパやママがその役をしてもまったく問題ない。基本的に男の子には男性、女の子には女性の養い親を頼む。今日はおばあちゃん、私、お父さんの順に、作法に則り行った。
養い親が赤ちゃんに食べさせるフリをする、正式な手順をご紹介します。
まず、食べさせる(フリをする)順番は、「ご飯、汁、ご飯、魚、ご飯、汁」で、これを3回繰り返す。また、このとき食べ物を箸で取って食べさせるフリをした後に、箸を小石に触れさせ、その箸を赤ちゃんの歯茎にあてて、「丈夫な歯が生えますように」と願をかけるのだ。基本的には食べるマネをさせるだけだが、「ひとつぶなめ」といってご飯一粒は食べさせるようにする(我が家では女達の大反対で実施できず)。
以上は、伝統的なお食い初めですが、現代ではもっと簡略化したお食い初めを行う家庭が多いようだ。例えば、祝い膳として離乳食と野菜スープなど、赤ちゃんが食べられそうなものを用意し、それを少し食べさせて、母乳やミルクばかりの食事から、離乳食への切り替えのきっかけとする、など。
儀式終了後は我々も食事をした。
この後から近所のスタジオで記念の写真撮影が行われたのだが・・・・。眠いのと人見知りの始まりもあって孫は大泣きとなった。寝かせつけたり再開、再再開したりして4時間近くも費やして、結局、泣き顔しか撮れなかったようだ。ようだと言うのは、私と妻は埒が明かないと判断し、途中で帰宅したからだ。機嫌が良さそうな時にまた撮ると言っていたが・・・。
【7月4日過去の釣行記録】
・1997年徳山競艇場近辺、19:00~22:00、船釣り、大潮、釣果=チヌ1
・2010年櫛ヶ浜港新防波堤、19:40~22:15、小潮、釣果=メバル3
【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。
【旧暦6月1日釣行記録】
・1998年07月23日、大島(屋代島)沖、06:00~16:00、大潮、釣果=ハマチ狙いボウズ
http://blog-parts.wmag.net/okitegami/base.php?ser=36906&m=219b56b2lb68fdf326a81