千一夜第2章第197夜 魚の名前の由来あれこれ4

2010-07-29 22:02:10 | 魚名の由来

2010.7.29(木)

今夜は魚の名前の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第4弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。

《アジ》
単純に味の良い魚だからアジとなったようだ。

《ウナギ》
胸の部分が黄色いことから「胸黄」(むなぎ)とよばれ「うなぎ」となった。

《カマス》
名前の由来は、大きな口が「かます」(=藁むしろで作られた穀物や石炭を入れる袋)に似ていることから付けられた。

《グチ》
浮き袋がよく発達していて、周りの筋肉の動きに共鳴して、釣上げるとグーグーと音を出す。釣られたことを愚痴っているかに感じられることに由来。この浮き袋を煮て作られるのが「にかわ」、「にべもない」とはこのにかわのように粘りがないという意味で、取り付きようもないという意味。
イシモチ、ニベ科の魚で正式名はシログチ。魚の頭を割ると、炭酸カルシウムでできた目玉よりも大きな石が出る。これは耳石という平衡感覚を司る器官で、他の種類の魚より大きい石を持つことからイシモチと呼ばれるようになった。

《サワラ》
晩秋から初春の産卵期に多く獲れるので「春の魚」ということから「鰆」という字が当てられる。体長が1メートルにも達する細長い体の魚で、腹の部分がとても狭いため「狭い腹」→「狭腹」(サハラ)→「サワラ」となった。

《シイラ》
マンサクのこと。シイラは生きの良いうちは美味だが、時間の経過とともに味が落ちる。魚の行商が山間部の農家に到着するころには美味とは言えないこの魚を売るため「豊年万作」に通じるマンサクと名付けて売り歩いたことに由来。シイラは米麦の結実しないものに通じるので農家が忌み嫌うため、真反対の万作にしたとも言われる。

《ブリ》
「鰤」の「師」は年寄りの意。年をとった魚、老魚の意味があり「古い魚」→「古りたる魚」→「ぶり」となった説がある。また、脂肪(アブラ)が多く「あぶら」→「ぶら」→「ぶり」になまったものという説がある。

【7月29日過去の釣行記録】
・2007年平群島沖、07:00~13:00、大潮、釣果=アジ7(30~40cm)

【この日の釣り情報】
・2007年第1埠頭南端、07:00~10:00、大潮、釣果=キス14

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コメント
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