萎縮した恐怖

誰もが感じる恐怖だけが恐怖ではない
恐怖のあまり萎縮してしまったものが
遠くに身近かに自身に対して牙を向く
恐怖のあまりに我を見失う
それはよく見かけることでもあり自身でも体感している
己から湧いてくる恐怖心と向かい合う
他と比べようもないくらいに核心であるが故に
じっと睨みつけるようにしてそこにいる
恐怖で自身を縛り付けてしまうのだ
身動きもできないくらいに呼吸も浅い
迫りくる恐怖と共に逃げ出すこともできず
恐怖とともに在り続けるしかなかった

FENNESZ

冬なのにfenneszのendless summerを聞いている。
ヴォーカルが入っていないからという理由だけでCDを聞いた。
この辺りから新しい音楽に興味が失われてきたのかもしれない。
もう新しいものが重要というよりも、
音にその作り手が見えてこないものに対して興味を急速になくしているようだ。
売れるとか売れないとかよりも、音ときちんと向かい合えるかなのだと思う。