a vacant mind

虚無と音楽

hErO

2005-09-16 | Diary
heroに憧れた子どものころ、何かができるんだって思っていた。なりきっているといった感じだろうか、そうしていると何だか力が湧いてくるような?
変えられるんだと思い込む、純粋なんだか馬鹿なんだか、変に疑心暗鬼になることもないから変身するんだと思っていた。思っているだけでしかないけれど何か楽しかった。現実がどうだこうだ何てあんまり関係ないし、目の前にいる敵を倒すということは痛快に思えたんだ。
敵はいつだって僕のなかにいたし、悪者を倒す前に僕のなかの敵と闘わなくてはいけなかった。
みんながそうだからというのではなくて、僕がどうすべきなのか自己判断で自らが下さなくてはいけなかったのに、逃げ回っていたよ。自分自身と闘えないheroなんて格好悪いだけなのに。
コメント
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