unbalanced

僕が持っている世界は霞みがかっている。楽しくも何ともないところ、掘り下げるほどの価値が何処にあるというのだろうか？深い味わいなどない、こうしていることの愚かなる日々を嘆くのにも疲れている。
空っぽになっているのだろう、鬱なる思考を継続するよりまし。
病人なんだと思い込まずにはいられなかった、そんなことに時を費やしたのかと思うと呆れてくる。
そう思い込むことによって本当にそうなっていくのが、これまた不思議なこと。思い込みによって例えそうではないとしてもそうなってしまう。もっと自由にいられたはずの日々を暗闇で塗り潰していく、そして何故そんなことをしているのかもわからない。きっかけはあったはずだが気付きもしなかったのだろう。