私は立憲民主党をはじめ野党勢力を応援していますが、自民党、公明党が今の株価高騰や好景気を根拠に「民主党時代は悪夢だった。」という意見に、論理で反対する必要があると思います。
国債という借金で株価を上げて今だけ好景気で負担はすべて未来に押し付けで、実態経済にはほとんどメスを入れないアベノミクス。それより成果は即席には見えにくいが福祉、環境、教育などをイノベーションして伸ばし、行き過ぎた派遣法への再規制という21世紀に必要な経済分野に構造改革を起こした民主党。
今の自民党がまた再開したダムや建設業などの公共事業の垂れ流しでなく、ムダ削減を行い財政健全化に真剣だった民主党。
自民党は地方分権化に無関心だし、民主党時代に作ったNPOの税制優遇を廃止したが、「新しい公共」として、霞ヶ関から現場に権限を移すことに尽力した民主党。
1000兆円を超す借金を抱えた先進国では最悪の財政難である現在の日本で、できたら富裕層から所得再分配するのが理想だが、現実的に自らの首相生命を手放してでも、財政の再建のために消費税増税を決めた前野田首相が率いた民主党。
原発や温暖化に悩む昨今に、再エネの増加を冷遇する自民党。しかし民主党は前菅直人首相が、また自らの首相生命を投げ捨ててでも、実質的に再エネを増やす固定買取制度を導入した民主党。